2017年9月12日火曜日

地に足をつけた経済政策を

 今日は経産省の概算要求レクチャーに、たっぷり4時間ほど。政策資源を集中するという、描く新しい社会像というのは‥‥。

 「 Connected Industries 」。

 解説風に書くと「データを介して、企業、消費者などが連携して新たな付加価値を生み出す産業のあり方」を指しているようです。

わざわざ横文字で書かなくても「産業連携」で済むような気もしますが、実際の中身は自動車の無人走行、ヘルスケアやスマートホーム、電子タグの本格普及などIoT活用を中心とするもので、そこに官民の持つデータの利活用を加速するとのこと。

 また、経産省として対外経済政策の展開も掲げていて、それは「4つのフロント」(日EU・EPA、TPP、日米経済対話、RCEP)を指します。

 その有害性を論戦してきた私にとっては、さらに深めて通商戦略を質していきたい。

 中小企業やエネルギー分野など、経済産業省は重要な政治テーマを扱うだけに、これらもチェックしていきます。

 いつのまにか霧散した「アベノミクス」など、安倍政権は「経済で結果を出す」と繰り返してきました。

 しかし、北海道はじめ地域社会の疲弊は進み、格差と貧困が広がっているのではないのか。

 先週視察した下川町のように、経産省のいう地域中核企業がなくても、地方自治体や既存団体などの連携強化で地域経済が成り立つような実践もあります。

 経産省ベースだけでなく、農水省や総務省も含めた総合的な町づくり支援こそ望まれているのではないでしょうか。

 私も、その立場で横断的な提言ができる力をさらにつけたい。

 【今日の句】 日本語で 日本の未来 示したら

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