2018年10月25日木曜日

重かった戦争体験者の言葉

 今日は新ひだか町・新冠町へ。浦河町から車を走らせると、干場に昆布を並べている様子が見られました。これぞ日高地方!

 気持ちいいほどの晴れた天気とは反対に、ムカムカッとする安倍政権。今日も「早く辞めてほしい」との声が多かった。日本共産党に近しい人という意味でなく、何となくの嫌悪感も含めて広がっていると感じます。知らぬは安倍総理のみ、ではないでしょうか。

 新ひだか町では谷園子町議・前町議の川合章さんとで2ヶ所の「つどい」。JR日高本線、森友問題の追及、避難所や仮設住宅、年金に議員歳費などが出されました。「どうしても自民党を減らさないとダメだ。はたやまさん当選に私も頑張るから」と、本当にありがたい発言もありました。

 戦争を体験された方からの発言も心に残りました。「昔の雰囲気に似てきている」という女性は「昔は『女は政治に口出しするな』と言われたけど今は違う。投票もできる。改憲はやめさせないと」と力を込めました。

 国後島で生まれ育ったという女性は、樺太から函館まで逃げてきたことを振り返りながら「もう一度、島に行きたい」。この言葉から安倍首相の外交姿勢に話は及び、米国に言われたら何千億も金を出すことも含めて「やっぱり安倍さんダメだね」と、みなさん頷きあっていました。

 新冠町では武藤勝圀町議と、JA新冠にも足を運びました。浅川豊組合長さんが時間を割いていただき、今年の出来具合、米国とのFTA、担い手支援など農政全般に懇談させていただきました。短時間であいさつに回るという時もありますが、私はじっくりと課題を懇談させていただくことを大事にしたい。それだけ現場には矛盾も悩みもあるからです。

 今年冬の雪害でハウスが多数倒壊し、すべて復旧できたのは5月だったそうです。新冠町は今やピーマン生産量で全道一。ハウス倒壊の影響が心配されましたが、価格も高めに推移したため農家経営としてはホッとされている状況とのこと。とはいえ「自然が相手の農業だから、しっかりした支えがほしい」という組合長さんの言葉には重みがありました。

 私からも10年・20年と続けられる価格保障・所得補償が必要ですね、と応じました。後継者・新規就農対策にとっても、先を見通せる状況にすることが大事なんです。組合長さんも、こつこつとがんばる農家を支えてほしいとの再度の話がありました。多くの組合長さんに共通する思いだと受け止めました。懇談後は選果場も視察しました。

 その後の「つどい」も、とにかく話が止まりません。JR日高本線や沖縄の基地問題、年金や消費税、灯油価格高騰と福祉灯油についてなど、たくさんの要望があるし、ふだんは語る機会も持ててないんだろうと思いました。こういう小集会を、もっともっと各地で開いて政治を変える力にしたいですね。

 3日間の日高キャラバンを終えて、明日は北海道電力の全域停電の調査です。国会から笠井亮衆議院議員・党政策委員長、紙智子・岩渕友の両参議院議員が来ています。連携して、私もこの問題で力を発揮したい。

 【今日の句】命令を くだす人ほど 身を守り

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