2018年10月24日水曜日

こんなに日高本線復旧が求められている


驚くほど粒の大きい雨が降った様似町と浦河町。それでも足を運んでくださる方がいることがありがたい。期待の声に、なんとしても応えたいとの思いが強まります。

 様似町では支持者・しんぶん赤旗読者のみなさんへ回ったのち、党事務所で「つどい」をおこないました。灯油代が高いとはいえ寒さをガマンしてはダメ。横にストーブをつけながら私も安倍政権を変える展望について話しました。

 年金のこと、消費税のこと、JRのことなど話は尽きません。様似町は高校もなくなり、お隣の浦河町に通っている高校生もいます。浦河町の赤十字病院や苫小牧の病院に通う人もいて、日高本線の復旧は命にとっても大事なことなのです。次々と要望が出されました。

 鈴木たかし町議予定候補も前回は9票差の次点だっただけに、来年の地方選へ捲土重来です。そろってバッジをつけて、今日聞いた声に応えていきたい。

 浦河町では町役場・商工会議所・農協・日高報知・向陽園などをまわりました。どこでも地震と停電が話題になり、当日のご苦労がよくわかりました。国が検証するのなら、こういう現場の声に耳を傾けるべきです。

 夜には「つどい」を開き、医療・介護現場からも若い人が参加してくださいました。「給料も安くて、介護分野は人手不足。何とかしてほしい」との訴えに胸が痛みます。各団体の訪問でも出されていた声は「人手不足」「若い人の定着」でした。

 医療・介護・福祉の分野は人の奪い合いになっている状況で、いち自治体の努力では解決できない状況です。社会保障そのものを拡充する立場に立たなければならないのに、安倍政権は削減ばかり。根本の姿勢が問われます。

 JR日高本線についての詳しい現状も、荻野節子町議から発言がありました。浦河町から通院のため、苫小牧市まで行かなければならない方が少なからずいます。ウトナイで降りて乗り継ぐよう路線が変わったのですが、接続が悪く、変更初日ということで同乗していたバス会社職員の機転によって乗用車に乗り換えて病院に間に合ったということでした。

 これはダメだということで、静内から苫小牧へ行くバスに乗ることにしたそうです。そのためには、家族に仕事を休んでもらって車で静内まで送ってもらわないといけない。JRが通っていれば、こんな苦労もしないですむのに‥‥という話でした。現地の地理感覚をわからない人には想像が難しいかもしれませんが、これだけの乗り継ぎは病気を持つ方や高齢者にとっては負担そのものなのです。

 「赤字路線だから廃線やむなし」では、もうかる路線しか残らないことになります。必要性より採算性が優先されることになります。公共交通が、それでいいのか。国の姿勢が、ここでも問われています。社会保障も、JRのことも含めて「地方が切り捨てられているような感じ」という発言もありました。都市部と地方の格差を解消するため、経済政策・社会政策を切り替えなければならないと痛感しました。

 明日は新ひだか町を中心にまわります。

 【今日の句】また総理 国会で何 言ったやら

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