2018年10月23日火曜日

もっと地域に目を向けて

 3日間の日高管内キャラバンは日高町からスタート。農家訪問、つどい、商工会などでくらしや地域の状況、政治への要望をうかがいました。菊地日出夫・真壁悦夫の両町議といっしょです。
 震度6弱を記録した日高町も全壊2棟・半壊48棟の被害があり、解体中の家も目に入りました。商工会の上田守会長さんはガス取扱店で、修理などに駆け回る毎日だとのこと。菊地町議も塗装屋さんで、請け負っている仕事もあったそうです。

 うかがった酪農家さんでは、発電機を融通できて搾乳できたものの合計5日分の生乳は廃棄せざるを得なかったそうです。国の支援事業の中身を見て発電機を準備しようかと考えていましたが「注文がいっぱいで、年内は入らないって聞いてる」とのことなので、支援事業の期限を延ばすことが今後必要になるかもしれません。

 この間は乳価や子牛価格が良かったものの、今後の設備投資は悩みどころともいいます。大きな投資は大きな負債にもなります。「家族経営でやれるようにできるのがいいけど」との話を聞き、やっぱり大規模誘導・偏重の支援策はあらためていくことが必要と感じました。

 つどいでも地震と停電の話から始まり、私から安倍政治を変えるため日本共産党を大きくしてほしいと訴え。消費税やJR日高本線のことも話題になりました。「自民党に公明党がついてから悪くなった」「若者が定着できるような町の支援策を」といった意見などもありました。農林漁業、建設業など地域に根付いた産業を支えることが大事と語り合いました。

 終わってから握手にまわると「はたやまさんの大ファン」と言ってくださる方もいて、本当にありがたいことです。「カジノは絶対に反対」という方も。苫小牧市が有力候補となっていることに、日高町でも反対してる声が大きいことも広げていきたいと思いました。

 商工会では中井卓事務局長が対応くださいました。玄関には「門別ししゃも祭り」のポスター! むかわ町の特産品というイメージが強いのですが、ししゃもは日高町も一大生産地。今日うかがったお店でも、干すための準備をしていて大忙しでした。今年で48回目という歴史もあり、地震からの復興という意味でも成功させたいと準備が進んでいます。

 地震被害は富川地域が大きいのですが、金融面での相談は少ないといいます。「この十年来、新たなお金を借りることには慎重なのです」と中井さん。地に足をつけた地域経済の支援策が必要だと、このような現実からもわかります。

 輸出にせよ観光にせよ、外需頼みの安倍政権。いま急ぐべきは内需拡大策ではないのでしょうか。くらしの安定は消費を上向かせることにつながります。この数年で、2人以上の世帯では年間21万円も実質消費で減少しています。これを数年前に戻すだけでも、各地への経済波及効果は大きいのではないでしょうか。社会保障の充実、子育て・教育支援の強化、そして労働条件の改善が柱です。

 明日は様似町・浦河町とまわります。多くの方と会えるのが、本当にうれしいですね。

 【今日の句】愛国を叫ぶ あの人どこ見てる

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