2019年2月13日水曜日

Free Trade より Fair Trade

 紙智子参議院議員と、北海道農民連盟の定期総会に出席しました。日米FTAへの懸念や不安の声は大きいと実感しました。

 西原正行会長のあいさつでも触れられたほか、来賓あいさつ前に、日米物品貿易協定への協議入りに反対する特別決議も確認されました。TPP11や日欧EPAによる影響が心配されるなか、これ以上の農産物輸入となれば農業と農家を直撃するのは間違いありません。

 紙議員は「このような安倍農政を今年は変えるチャンス」とズバリ。立憲民主党の佐々木隆博衆院議員、国民民主党の平賀貴幸幹事長からは知事候補に石川知裕さんが決まったことも触れられました。紙議員も指摘しましたが、安倍農政を支持しない農家は7割を超えています(日本農業新聞モニター調査)。しっかり団結して、北海道から安倍農政を変えていきたい。

 私は日本共産党北海道委員会の副委員長の立場で連帯あいさつ。「安倍首相は『デフレを解決する』と言いながら、関税削減・撤廃のTPP・EPAで安い農産物や物品が流通することを、矛盾と感じていないのでしょうか。貿易の基本姿勢を Free Trade(自由貿易)からFair Trade(公正な貿易)へ切り替える時では」と述べました。新自由主義の矛盾が膨らみ、貧困と格差の是正が大きな課題となっている今、グローバル化への対抗軸も必要だと思うのです。

 これだけ競争にさらされながらも、連続台風や胆振東部地震など自然災害に遭っても、農地を守ってきたのは誰だったのか。規制改革推進会議じゃない、グローバル大企業でもない。地に足つけた農家がいるからです。政府が農家に10年・20年と続けてほしいのなら、価格の保障や所得の安定に力を注ぐべきではないのでしょうか。食料の安定供給という基本が安倍政権で揺るがされていて、今こそ問いただしたい気持ちです。

 明日は稚内へ。道内どこでも日本共産党のうねりをつくり、必ず安倍政治を変えていきたい。

 【今日の句】公正を 総理に望むは 無理だろな

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