2019年4月8日月曜日

大きな財産を今後の力に

 石川ともひろ知事候補・渡辺たつお札幌市長候補とも大健闘ながら惜敗、議員選挙は道議で1議席減、札幌市議は改選比3議席増で1999年以来の全区での議席獲得となり、公明党に並ぶ第3党へ躍進。昨晩は午前2時まで結果を見守り、仮眠程度で朝にはマイクを握って結果報告と公約実現に向けての決意を述べました。

 いよいよ今度の日曜日から地方選後半戦がスタート。各地への支援計画を立てて、札幌での「おつかれさま会」用のメッセージをつくったりと、休む暇もなく1日が終了。4年に1度のこの時期は、まさに体力勝負。結果が悪いと体が重くなるものですが、今年は「市民と野党の共闘」での新しいたたかいができたし、議員選挙も(選挙区ごとに喜びも悲しみもあるのですが)貴重な土台がつくられたと思います。

 そんなドタバタのさなかに、知事候補の石川ともひろさんが事務所へごあいさつに見えられました。疲れも見せずに選挙戦を振り返る石川さんに、ねぎらいの言葉とあわせて、掲げた公約の実現に力を合わせていくことを青山慶二道委員長からも表明しました。数年前までは考えられなかった交流や共闘が、このように進んできたことは嬉しいことです。

 とはいえ、勝利できなかった現実も受け止めて今後に生かさなければいけません。魅力的な共通政策をつくりあげて、市民も野党も思い切って語っていける状況をつくっていくことも必要でしょう。日本共産党としても、これまで以上に誠実な対応をしていかなければいけないです。

 石川さんからは「民意のねじれ」の言及もありました。マスコミの調査ではカジノ反対が7割を占め、泊原発についても再稼働反対は多数の状況が続いています。それでも選挙では自民・公明が推薦する候補に投票されている現実。政策とともにアプローチや発信についても話題になりました。

 札幌市長候補だった渡辺たつおさんも事務所に見えられました。選対本部長は新社会党から出てもらって、ずっと一緒の行動もしてきました。こういう関係も、数年前には考えられなかったこと。そのうえ、出馬表明からの短い時間で約3割もの得票が寄せられたというのは、札幌市政に対する潜在的な不満が、候補を擁立したことで顕在化できたわけですから大きな意義がありました。

 渡辺たつおさんからも「秋元さんが福祉の充実を言わざるを得なくなってきた」と指摘するほど、論戦を通じて大きな影響が与えられたことと思います。掲げた公約の実現へ、お互いにがんばりましょうとエール交換をしました。

 その札幌市ですが、冒頭に書いたように10区で10議席を獲得(うち8人が女性!)する躍進となりました。秋元市政への批判票が寄せられただけでなく、アクセス道路といった大型開発へ税金が注がれることの是非で議論が深まったことも反映したと思います。増えたからと言って喜ぶことよりも、党としての責任も重くなったわけですし、ここからがスタートなのです。

 道議選挙は、北区の佐野さんの議席を失ってしまい1議席減となりました。これからは新しい知事のもとでの議会活動となるだけに、道議会でも新たなスタートです。先ほど述べたように「民意のねじれ」があるもとで、多数の道民要求を実現する立場で力を尽くすことになります。私も気が引き締まります。

 多くの方から日本共産党へのご支援を、お寄せいただきました。十分にこたえられない結果もありました。まだ後半戦も続きますし、月も替われば参議院選挙へ本格的に切り替えです。引き続き日本共産党予定候補へのご支援を、心からお願いします!

 【今日の句】じっと冬 力たくわえ 花が咲く

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