告示された美唄市・深川市の両市議選挙の応援にまわりました。きらめく水田が目に映るコメどころの両市。やっぱり第一次産業を支えてこそ、北海道は元気になると再確認です。
それだけに、先の日米首脳会談で農業・牛肉で日本が譲歩したのではないかと疑われることには「またか」の思いになります。TPP断固反対と、どの党が言っていたのか。安倍首相も「農は国の基(もとい)」と、いつも言っているではないか。参院選後まで黙ってやり過ごすことなど、許されないことです。
早く予算委員会を開いて、安倍首相は国会で説明責任を果たすべき。憲法については「野党は議論から逃げている」と言いながら、自分の都合の悪いことからは首相自身が逃げているのではないのでしょうか。
美唄市は5期目めざす吉岡文子候補、2期目めざす吉岡けんじろう候補とで2議席維持をめざします。文子さんは、いつも明るく分け隔てなく誰とでも接する議員で、私は勝手に「美唄の太陽」と呼んでいるほど。長年訴えてきた子どもの医療費無料化が、小学校卒業時まで拡充できて、さらに広げようと懸命の訴えをされました。
けんじろうさんは、市民との運動を大事にして南美唄地域の共同浴場廃止をストップさせるなど、1期目ながら大活躍。よく勉強もされていて、これからの美唄を切り拓く若い力として期待されているのです。頼れる2人を何としても市議会へ再び送ってほしいと、私も心を込めて呼びかけました。
頼りになるという点では、深川市の北名照美候補はピカイチです。9期の実績と市長選挙にも推されて立候補するなど市民からの信頼も厚く、今回の再登板となりました。市発注の小学校改築工事をめぐる官製談合事件があり、当時の市議会で追及の先頭に立ってきたのが北名候補だったのです。
いっしょに選挙カーに乗っていたら「お~北名さん、元気だったか!」と声をかけられるほど。かけられた言葉の明るさで、長年の信頼があるんだなぁとわかりました。市民の立場でがんばる議席を、何としても勝ちとらせてほしいと私も力を込めました。
参議院選挙が来月に控えるだけに、前哨戦としての意味ももつ両市議選挙。最初に書いた農業つぶしの交渉など許さない結果を、ぜひ出してほしい。あわせて都市部で、いわゆる消費者のみなさんにも自分事として食と農の問題を受け止めてほしいのです。ひとえに食とは命の問題だからです。
帰り際に、きらめく水田がまた目に入りました。長い年月をかけた土地改良と、長い年月をかけた研究もあって、北海道のコメはとてもおいしくなりました。守るべきものは、しっかり守る。新自由主義的な農政など、やっぱりお断りです。
【今日の句】一粒も 残さぬ意味を かみしめて
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