2019年6月4日火曜日

医療・介護の現場にこそ余裕を

 医療や介護の充実は国民みんなの願い! 医療・介護の現場で働くみなさんの後援会決起集会で話をすると現場の要求が次々と。やっぱり政治を変えるしかないのです。

 2013年以降で安倍政権が削減した社会保障費は、少なくとも3兆8850億円にのぼります(「しんぶん赤旗」調べ)。生活保護の生活扶助費、医療費負担の増加、介護給付費の削減、年金も「マクロ経済スライド」で抑制‥‥各地をまわるたびに「負担が重い」「年金が削られ過ぎて生活できない」との声が、いつも寄せられます。

 働く人も、事業所としても大変。今日も「政治の話をする時間も、なかなか取れない」ほど多忙な実態などが出されました。医療・介護の分野ほど、働き方に余裕が必要です。

 日本は医療や介護などに税金を使いすぎているのでしょうか。「そうではない」と厚労省保険局長が、ぽろっと話しています(「国保新聞」2018.3.1号)。高齢化率に対して医療・介護・年金の規模の対GDP比で見ると、日本は15%程度であるのにフランスは20数%となっています。比較年度が違うものの、1つの示唆を与えている数字です。

 マイケル・ムーア監督の映画「シッコ」では、ヨーロッパの病院ではお金がかからないことを明らかにしました。米国を笑えないくらい、今の日本も「医療や介護の安心」のためには民間保険に頼らなければいけないところまで来ているのではないのか。高い保険料や利用料を払えるのは、一部の人に限られます。国民の健康を保障してきた皆保険制度が、安倍政権のもとでは壊されてしまいます。

 でも、税金の使い方や集め方を変えれば社会保障は守られる。実現している国だってある。政治の姿勢ひとつです。くらしに希望を取り戻しましょう。

 【今日の句】命まで 金次第だと 言わせない

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