2019年6月6日木曜日

届けるべき声があるから

 今日は紙智子・岩渕友の両参議院議員と党道議団とで、吉川農水相はじめ各府省へ48項目を携えての要請でした。とても時間が足りない!

 要請項目は震災復興、鉄道や離島航路の維持・存続、国民健康保険はじめ医療・福祉の諸問題、最低賃金の引き上げ、オスプレイ含めた北海道での日米共同訓練、原発と電気料金、農業・水産業、小樽海上技術学校などなど、北海道のくらしと地域にかかわる問題ばかり。冒頭に書いた吉川農水相とともに、防災担当の内閣府・舞立昇治政務官にも時間を割いていただきました。

 昨日まわった厚真町など3町で聞いた「住まいの確保」「心のケア」「農業分野はじめ公共事業での資材高騰や業者不足」「財政と人的支援」などの内容を、私からは直接訴えました。吉川農水相からは「必要となれば財政的、人的にしっかり協力していく」と答弁があり、舞立政務官からも地方自治体と連携して必要な支援を進める旨が述べられました。

 国としても最大限の支援をしていますが、くらし・住宅も地域も、復興には年単位の時間がかかります。国の力が必要とされる状況は、必ず出てくるはずです。昨日も書いたように、時間が経って新たな状況のもと要望が出てくるのですから、くりかえし現状を伝えることにはこだわっていきたいです。

 それにしても、こういう現状があるのに安倍首相が「米国と農産物輸入で密約したのではないか」ということや、戦闘機の爆買いで税金を浪費するのは、重ねて腹立たしい思いになります。国会に久しぶりに足を運んで、やっぱり直接ただしたいとの思いが湧いてきます。いやいや、参院選で安倍政権を終らせるまでの結果にしなくては。

 各府省との要請は、さらに厳しいものとなりました。鉄路の問題では、4年半も不通にされたままの日高本線にかんして、真下紀子道議から「復旧しなければ利用者は減る。利用者減を理由に廃線とは許されない」と強調。私からも「リアリティがない北海道新幹線の試算などの一方で運賃値上げでは、道民の理解など得られない」と述べ、負担増になる通学定期の問題を取り上げました。

 日米共同訓練については、さらに厳しいやりとりに。来年1~3月に、オスプレイも含めた日米共同訓練が予定されていますが、その前提は「沖縄の負担軽減」とされています。私から「積雪寒冷地の訓練は沖縄ではできない。北海道での新たな訓練拡充ということではないか」と指摘すると「負担軽減とは、沖縄にオスプレイがいない時間ができること」との言い訳。それなら、そもそも撤去すればいいのではないのか。

 これまで何度もおこなってきた政府交渉ですが、あらためて議席のないことの重みを今回は痛感しました。届けなければいけない声がある。たださなければいけない問題がある。北海道で交渉の内容を伝えながら、道民の声を届ける仕事を私にさせてほしいと、さらにリアルに訴えなければ。決意を新たに戻ってきたところです。

 【今日の句】あらためて 議席の重み よくわかる

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