2020年1月8日水曜日

いっしょに平和の声を

 イランが米軍基地を攻撃し、米トランプ大統領の正式コメントは今の時点で出されていません。武力衝突とならないよう自制を望むばかりです。

 そもそもは、米国がイラン核合意から一方的に離脱したことが始まりでした。さらに司令官殺害という先制攻撃までおこなった米国は、非難されてしかるべきです。なお、日本共産党・志位和夫委員長のコメントはこちらをご覧ください。

 こんな時に自衛隊を中東へ送るなどありえないし、しかも特措法でなく閣議決定というやり方も許されない。札幌では明日、憲法共同センターが「9の日」定例宣伝を、道労連は集会とデモ行進という「さっぽろピースアクション」をおこないます。札幌周辺となりますが、ぜひ参加して一緒に声にしましょう。党道委員会としても昼に街頭宣伝を予定しています。

 世界でも戦争反対の世論が広がっていて、2003年イラク戦争における国際的な反対行動を思い出しました。あの時も自衛隊を送るのかと集会やデモが沸き起こり、札幌では自衛隊員とお付き合いしていた女性がたった1人で街頭に立ち、署名を集めるということもありました。いま、隊員のご家族などはどのような思いでいるのでしょう。

 今日は、旅行業協会や道観光振興機構など関係6団体による観光業界新年交礼会へ足を運びました。4月のウポポイ開館や夏の五輪マラソン等が、観光にとっても契機になるとの話題で持ち切りでした。

 「観光は、国際平和と国民生活の安定を象徴するものであって、その持続的な発展は、恒久の平和と国際社会の相互理解の増進を念願し、健康で文化的な生活を享受しようとする我らの理想とするところである」。

 これは観光立国推進基本法の前文ですが、前身の観光基本法から引き継がれている文章です。観光は平和産業と言われる所以です。これほど国際平和を謳っている法律も、そうはありません。新年会の会場にいながら、中東情勢にも頭をめぐらせました。

 【今日の句】何回も 同じ悲しみ 見たくない

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