2020年7月17日金曜日

住民合意なく進めるのか

 今日は北広島市・恵庭市・千歳市をまわるのに先だって、鉄道・運輸機構へ佐々木明美札幌市議と向かいました。じゅうぶんな住民への説明が果たされていないもとで、新幹線トンネル工事の要対策土置き場への事前調査をおこなったことに、抗議と中止を求める要請のためです。

 以前にも書きましたが、これまで要対策土置き場の候補とされた札幌市内2地域で住民の反対が強く、「第3の候補」として手稲区山口地域のゴミ処理場が急きょ浮上しました。コロナ対策を理由に住民説明会も分けておこなわれ、まだ合意としてまとまったと言えない状況なのに、町内会役員が合意したとの理由で事前調査が実施されたのです。

 山口スイカをはじめとした野菜農家が多く、近隣の星置地域からも住民説明会を求める声もあがっていました。役員が合意したからといって形式的に済ませるのでなく、特に自治体である札幌市が一方的なやり方を進めることなどあってはなりません。将来に禍根を残すことになります。どんな工事であれ、住環境への心配が出るのは当然であって、特に要対策土であるなら尚更です。

 佐々木市議と私とで抗議の意思を伝え、いったん事前調査は中止して住民説明会をおこなうよう求めました。機構側からは「調査をした結果もふまえて、住民のみなさんには伝える」との返答でしたが、それで住民は納得するのでしょうか。自然豊かな地域に愛着をもって、長く住んできた方々の声を無視するようなことがあってはならないです。

 その後は北広島市から「党を語るつどい」に駆けまわりました。「総選挙はいつになるか、野党共闘はどうなるか」「消費税を下げることについての考えは」などの質問や、「共産党に入ってよかったと思えるエピソードを教えて」「赤旗まつりが大好き。来年にでもできるようにしてほしい」など、ざっくばらんな話にもなりました。

 「志位委員長の記念講演で、世帯主の仕組みをやめようと言ったことに感激した」という感想や、「しんぶん赤旗の記事や言葉が難しい。専門用語もくりかえし解説してくれるなど、私たちにわかるようにしてほしい」とのご意見もいただきました。私もブログでは、なるべくわかるように書くことを心がけていますが、しっかり受け止めます。

 「よろしくお願いします」と言って、入党してくださる方も。ご近所の党員さんと仲がよく、その信頼を通して日本共産党を知ってくれたそうです。「党名を98年間も変えなかったのはすごいと思います」との感想もいただきました。「やっぱり結びつきが大事なんだよね」と、党員さんの言葉も頼もしい。

 98年の歴史というのは、言ってることの一貫性だけでなく、党の姿勢が変わらず続いてきたことでもあります。あたたかい人間関係を地域・職場・学園で粘り強くコツコツと積み上げてきたことも、大事な日本共産党の98年間の歴史です。身近なところから信頼を広げることの大事さを再確認した1日でもありました。

 【今日の句】「ていねいな説明」 ずっと聞くけれど

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