2020年12月9日水曜日

早く医療支援を、減収補てんを

 旭川市では自衛隊の医療支援が始まった一方で、政府の新たな経済対策には医療機関の減収補てんやPCR検査拡充などはなし。「菅首相は国民のことなど考えていない」と、懇談では痛烈な批判も出されました。私も同感です。

 急な呼びかけだったにもかかわらず、北見民主商工会の事務所には会員さんが足を運んでくださいました。「要望としては再度の持続化給付金を。夜の町は本当に人がいないし、年末の予約もない」(スナック)、「ホームクリーニングも減少傾向。燃料代や水道代の負担が重いなか、北見市は水道料金を値上げした」(クリーニング店)など切実な実態とともに、この窮状に応えようとしない政府への不満も次々と出されたのです。

 第3次補正予算といっても、成立してから国民へ届くのは3月ころになりそうです。第2次補正予算の予備費は7兆円もあるのに、そのうち具体的にした3000億円は GoTo キャンペーンの延長分。「テレビを見ていて腹が立つことばかり」という気持ちもよくわかる。それでもあきらめずに、聞いた声は反映させていくことを私から述べました。

 オホーツク勤医協の黒澤専務からは、病院経営の大変さとともに、長引く緊張状態のもと職員のメンタルヘルスが心配だとの話も。発熱者への対応ひとつにも神経を使いますし、実際に時間もかかります。国の補助金も、発熱外来枠をもてば患者が来なくても枠の分の補助金を受けられますが、実際に患者が来た場合は通常と変わらないほどの診療報酬でしかありません。手間や準備をかけても、見合った報酬体系になっていないのです。

 いま医療機関・医療従事者を支えるために、国が思いきった財政支援をするべきです。国民誰もが望んでいることです。旭川や札幌の医療機関の現状を見れば、本当に待ったなし。それだけに新たな経済対策の中身は、根本から見直すべきです。何度でも訴えたい。

 街頭宣伝には多くの党員・後援会員さんが集まってくださいました。始まる前から「絶対に今度は国会へ行って。今のままでは日本はダメだ」と声をかけてくださる方もいて、距離は保ちつつも、熱い思いはひしひしと伝わってきました。私の訴えにも力が入ります。国民の命と健康に責任を負う政治を、何としても実現しなければと痛感する毎日です。

 【今日の句】北風を 吹かせる総理 うんざりだ

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