「上砂川らしい選挙だね」と声が漏れるほどの雪のなか、告示された上砂川町議選挙。越前等候補は寒さに負けず、2期目めざして訴えをスタートしました。
元衆議院議員の多田光雄さんはじめ、党の大先輩を数多く輩出してきた上砂川町。炭鉱で栄えた時期に人口3万人を超えていた同町は、今はその10分の1にまでなったものの、町民の温かさに変わりはありません。越前候補の出陣式には多くの方が駆けつけてくださいました。立憲・神谷裕衆議院議員からもメッセージが寄せられました。
除雪車の出動基準を15cmから10cmに引き下げたり、コロナ対策ということで今年度だけですが学校給食費を無料にするなど、くらしに密着した課題を取り上げて実現の道を開いてきた越前候補。国民には自粛を求めながら夜の銀座で飲み歩く議員とは違い、真面目さ・誠実さを絵に描いたような越前候補こそ再び議員として働いてほしい。まわりに支持を広げてくださいと、私からも訴えました。
その後は上川管内へと移り、4月に町議選挙を控える中富良野町へ。前回わずかの差で惜敗し、再挑戦する佐藤和三さん宅にての「つどい」にお邪魔しました。佐藤さんは年明けから町民との対話を本格化し、すでに数百人規模になっているとか。中富良野町でもコロナ禍で仕事を失った方もいたそうで、町民の苦難に応える議席を必ず獲得しなければとの決意が語られました。
私からも佐藤さんへの支援とともに、総選挙での比例議席回復・政権交代へとつなげましょうと訴え。「官房機密費は明らかにできないのか」「コロナ禍で食料危機への心配は」など次々と意見や質問も出され、菅政権に期待できないとの話にうなずく方が、ここでも多数。佐藤さんへの期待も高く、感染防止をしながら短時間でも話し合うことが大事だと実感しました。上砂川の越前さん、中富良野の佐藤さんへの激励・支援を、よろしくお願いします。
上富良野町では米沢義英町議と町商工会・町立病院へ。商工会会長を務める鎌田孝徳さんは酒屋さんとのことで、飲食業やサービス業での苦境の一端について実感をもって話してくださいました。東京などを対象にした緊急事態宣言は延長されましたが、宣言が出ていない地域でも経済的打撃は大きく、幅広い補償が必要な状況だと痛感しました。「個人の力では、もうどうにもならないところまで来ています」との言葉を、重く受け止めたい。
町立病院は、厚労省が再編・統合をと名指しした公立・公的病院の1つ。医師に「病院がなくなるんですか」と聞く患者さんもいたとのことですが、4年後の建て替えが了承=存続が確定という状況に。地域に根ざした病院の大切さが、さらに町民の間でも実感されてきています。今後のワクチン接種の具体化についても聞きましたが、町からの委託料と、その間に休診した場合の報酬減と比較すると、収入は不足する見通しといいます。この点は国へもしっかり反映させていきたい。
地吹雪もひどくなってくるなか、スタッフの安全運転で美瑛町へ。総選挙勝利に向けて、増山和則町議はじめ党支部のみなさんとの懇談も熱を帯びました。ある団体役員の方が増山町議に「テレビで聞けば聞くほど、共産党の言ってることが正しいと思えるようになってきた」と募金まで寄せてくださったといいます。主張と同時に、ふだんから地域に根ざして地方議員と党支部が活動してきた反映がきっとあるはずです。行動が見えるからこそ、主張も受け入れてくださっていると思うのです。
どこでも変わらず、心ひとつに献身的に活動している日本共産党。明日も地方議員のみなさんと、要請を行う予定です。
【今日の句】厳寒を越えて 春だと喜べる
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