元衆議院議員の児玉健次さんが、24日に亡くなられたことが報じられました。葬儀は近親者にて済まされています。ご冥福をお祈りするとともに、私も大変お世話になったことに心から深く感謝しています。
写真は昨年1月、道革新懇でご一緒した時のもの。安倍政権の改憲を許すまいと張りのある声で訴えられた児玉さんです。児玉さんは2003年の総選挙で議席を失って引退し、2007年に立候補した私と並んで訴える場面というのは、実は多くありません。今となっては貴重な1枚になってしまいました。
変わらぬ穏やかな口調と、凛とした姿勢を思い出します。戦争体験をふまえての平和の思いと信念は、きっと亡くなる直前まで心の中で燃えていたと思います。自衛隊イラク派兵差し止め訴訟の資料も、わざわざ事務所までお持ちくださいました。千歳川放水路の論戦と運動の経験から、道民を自然災害をどう守るのかとの資料や問題提起も、実はいただいています。託された課題の重さを、今さらながら痛感しています。
一度だけ児玉さんのお宅にて、お話しをうかがったことがあります。内容は伏せますが、衆議院議員の議席の重みをズシリと感じたものでした。書棚には蔵書がズラリ。いちばん目についたのは日本国憲法の関連書が並んでいたことで、児玉さんの強い思いと近代日本政治の原点とがストレートに響きました。「好きなものを持っていってください」と言われたのですが、その約束をじゅうぶんに果たせなかったことを悔やんでいます。
初当選したときに「がんばりましたね」と、やっぱり穏やかな口調で電話の向こうから激励をいただきました。2017年の落選時には「社会は前進していくものですよ」と、弁証法の視点での激励もいただきました。亡くなられたのは残念ですが、「残念」でとどまることを児玉さんは望んでいないはず。必ず議席奪還をと、あらためて心で誓っています。
児玉さん、ありがとうございました。ゆっくり、お休みください。
この方は、お連れ合いさんが党員だったのですが亡くなられました。その後も市政事務所に顔を出してくれていたのです。ご夫婦ともども、ずっと日本共産党を信頼してくださっていたことに胸が熱くなりました。それに応える活動と党づくりをしなければと心から思いました。もう1人は公営住宅にお住まいで、住環境改善のために尽力されてきた方。「コロナもあって、こもっている方もまわりにいるんですよ」と心配されていて、支え合う社会をいっしょにつくりましょうと呼びかけるなかで決意してくださいました。
道3区予定候補の伊藤りち子さん(比例重複)とも歩き、「ぜひがんばって」との声も。期待に応えなければ。
【今日の句】遺志を継ぐ 議席の重み 今度こそ
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