2021年2月24日水曜日

雪害を甘く見ないで

 昨夜からの大雪で、JR車内で一晩を過ごされた方、吹きだまりで自動車も動けない方など大丈夫だったでしょうか。雪かきに追われた方もいるはずです。まだまだ警戒が必要です。お気をつけください。

 空知管内での今年の豪雪は、まさに記録的。昨日からの岩見沢市での24時間あたり降雪量も過去最高といいます。国から特別交付税が一部繰り上げ交付されていますが、除排雪の体制は追いついているでしょうか。報道を見るだけでも相当の積雪量です。外出できない高齢者・障害者などの健康や食事面が心配になります。

 以前の岩見沢市豪雪では、ストーブの排気口が埋まらないかと見てまわったりもしました。農家がビニールハウス内で暖房をたいても間に合わず、つぶれてしまったハウスもありました。雪害の恐ろしさは、体感しないとわかりにくいもの。絶対に甘く見てはならないのです。

 JR北海道でいえば国鉄の分割・民営化以降は保線要員が削減されてきていて、沿線では臨時の除雪作業員(冬季に仕事のない農家など)を募集しています。昨晩の件は出発前の予報を超えて、集中的に雪が降り除雪列車を運行できなかったといいます。JR北海道には、国が監督命令を出して経営自立を迫っていますが、とても現実的ではありません。逆に路線切り捨ての口実となっている監督命令を、今こそ撤回するべきです。

 今日は会議の合間に、消費税廃止各界連絡会の宣伝に参加。株価が3万円を超えるなど株高が続き、日本の超富裕層の総資産は、この1年間で12.2兆円から24.4兆円に倍増しています。大企業の内部留保も、過去最高を記録し続けました。しかし、コロナ禍で労働者や業者は収入減少。こんなに格差が広がっていても、今の自民・公明政権は超富裕層へ負担を求めることをせず、国民には給付を出し渋っています。本当に腹立たしい。

 くらしや業者を応援するのなら、消費税減税へ足を踏み出す時。世界では52の国・地域で消費税(または該当する税)を減税していると井上元美・北商連事務局長。私からも「あきらめたら何も変わりません。国民に冷たい菅政権に対して声をあげましょう」と訴えました。税金の集め方を見直せば、減税分の財源はできるはず。大金持ちや大企業を大事にするのか、国民を大事にするのか-ー大きな分かれ道です。

 食堂を営んでいた両親のもとで育った私。多くの自営業者が苦しんでいる現実に胸が痛みます。私も子どものころに、店にお客さんが来ない日があると「うちは大丈夫なんだろうか」と心配したものでした。自己責任で片付けられないコロナ禍で、消費税減税や再度の給付金こそ政治の決断を。くりかえし訴えていきたい。

 【今日の句】いま一度 「雪は災害」 思い出し

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