別海町から標津町、うっすらと国後島が見えた羅臼町まで、石川明美・道7区予定候補と懇談・街頭宣伝にまわりました。涼しさが私にとって丁度いい1日。瀧川栄子・別海町議、高橋幹雄・標津町議、坂本志郎・羅臼町議が同行してくださいました。
とにかく広い根室管内。コロナ対策とともに医療問題や、生乳生産量日本一の別海町、水産資源が豊富な標津町・羅臼町、ロシアとの領土問題、矢臼別演習場を抱えての軍事問題など、日本のあらゆる課題が凝縮したような地域なのです。だからこそ各党の力が見極められるし、日本共産党も同じく力が問われます。
思わずマイクを握る手に自然と力が入り、各地に党員・支持者のみなさんが駆けつけてくださるだけに、ますます訴えにも力が入ります。「今度は必ずだね」と声もかけてくださり、標津町では手作りの煮物・生姜焼き・焼鮭など盛りだくさんの昼食もいただいて、とても励みになりました。
標津町では突然にもかかわらず、JA標津の下西和夫組合長が懇談の時間を割いてくださいました。マスクやワクチンなど国内で賄えなかった現実に触れて、「食料もそうですが日本が自給できる国へと立て直す時ではないでしょうか」と、私が演説で述べているフレーズどおり話されたことに驚きました。そこまで誰もが同じ思いを持つほど、今の日本は行き詰まっているということではないのでしょうか。
30年前に海外へ行った時に、当時の右肩上がりの経済力ゆえ日本が注目されていたのを肌で感じたそうですが、今やあらゆる国内自給ができていない実態を憂いていた下西組合長。新しい政権に代えて立て直さなければ。
萬屋昭洋組合長らが応対してくださった羅臼漁協では、昨年に比べてホッケは獲れているものの、10年ほどで全体の水揚げ量が大幅に下がっていることの課題をうかがいました。特に秋鮭の落ち込みがひどく、孵化放流しても帰ってこないのですから徒労感とともに、放流事業の費用負担が生みだせかねないところにまで来ているのです。先週うかがった留萌管内も同様で、まさに全道的な大きな課題です。
加えてTACによる数量管理、ロシアのトロール船による乱獲と漁具被害などにも話が及びました。漁協で3年前にアンケートを取った時に後継者がいるのは3分の1だったそうで、持続的な価格安定、漁具への補助などが必要との話には納得。つまりは国の水産政策と予算が不十分なのであって、位置づけを高めるために私もがんばりたいと述べました。
明日は釧路市・釧路町をまわります。
【今日の句】どの町も 食を支える 中心地
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