2012年11月30日金曜日

子どもの可能性を信じて

 金曜日なので道庁前の反原発行動のあった日なのですが、子どもがお世話になっている保育園で「ぜひ話してください」とのお話もあって、保育園へと向かいました。

 他の園や保護者の方にも案内をしてくれていて、仕事などでお疲れのなか、予定した部屋いっぱいの方が来てくださいました。

 いろいろ話はしましたが、特に自分が中学校教諭を務めたことの話をしたいと思っていました。

 髪の毛を金色に染めた、一般的に言えば「不良」という3年生が放課後に、昇降口で暴れていたんです。

 止めに行った私よりも背が高くて苦労したんですが、感情が落ち着いた時に聞いた言葉が忘れられないんです。

 「俺は、どうせバカだから高校に行けないんだ」

 子どもたちにとって、本当につらいことだと思うんです。

 経験を積んだ大人なら、何かしら自分を慰める術もあるのでしょうが、彼らにとっては初めてぶつかる社会の壁。

 せめて、そのような彼らの思いを受け止める教育現場であり、社会的な土壌であってほしいのです。

 保育にしても教育にしても、子どもたちの可能性を全面的に信頼することから出発するものです。

 こんな私だって、そういう環境があったからこそ、国政を担う場に挑戦しようとなったはず。

 情緒的な話ではなく、日本の行き先を決める根本の問題でもあると思うのです。

 たくさんの激励も受け、何としても議席を取らなければと思いました。

 そして、議席を取ることがゴールなのではなく、その先こそ本当の仕事なのだと、しっかり胸に刻みたい。

 自分自身の初心を忘れずに、決意を新たにする集まりでした。

 感謝、です。

 【今日の句】 揺らがない ことが政党 基本では

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