今日2月20日は小林多喜二が特高警察の拷問によって亡くなった日。小樽・奥沢墓地での「墓前祭」へ、党道委員会の代表として参加しました。
奥沢墓地は、すっかり雪山です。
降り積もっていて墓の頭しか見えないぐらい。
昨日、実行委員会とボランティアのみなさんで、階段から歩道から200~300mを除雪し、小林家の墓もきれいに顔を出しました。
それをスコップで除雪していくのは、どれだけ大変だったことか。
この墓前祭は、元旦に参拝する市民への宣伝後、ひょんな一言から始まったと先日、聞きました。
「今年は多喜二が亡くなって、55年なんだよな」
区切りとも言える年に、じゃあ墓前祭をやろうと平和団体の方々や日本共産党で話がドンドン進んで、それが25年も続いてきたのです。
今年の墓前祭は、道内も遠くの苫小牧や函館から、何と九州から来られた方も!
私からは「党生活者」に触れて、あいさつをしました。
私は多喜二の作品で、この「党生活者」が一番好きなんです。
工場細胞の同志が逮捕覚悟でまいたビラを、誰が配ったかをわからなくするため、働く仲間がビラを空に放り投げるシーン--。
社会を変える力がどこにあるか、鮮明に教えてくれるこのシーンに、何度読んでも胸いっぱいになります。
この思いに、今の時代に私たちが応えたい。
大雪で参加者みんな頭が真っ白になりながら、墓前に誓いの献花をしました。
その後は文学館に行って多喜二の歴史を学びなおし、夜は「講演と音楽の夕べ」にも参加。
清水紫さんの迫力ある独唱に胸を打たれ、三重大学教授・尾西康充さんの講演に深く考えさせられ。
新しい時代をつくるのは、私たちだ!
【今日の句】 やさしさに 時代を超えて 励まされ
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