今日の北海道新聞に「岐路の脱原発デモ」との記事が載っています。率直に言って、ちょっと捉え方が皮相的ではないか--と私は思いました。
記事には、こういう見出しも立っています。
「真冬も100人超が訴え」
「衆院選後、漂う無力感」
途中から参加を取りやめた方の声も紹介していますが、同じように初めて参加する方もいます。
そもそも1年前にはなかった運動だけに、これだけ継続していること自体が、これまでの日本の「街角」になかった画期的な出来事ではないのでしょうか。
もちろん動かすうえでは「数」が必要なのは、もちろんです。
でも、同じくらい必要なのは「継続」であり「粘り強さ」だと、私は心から思います。
以前のブログにも書いた映画「渡されたバトン」の舞台となった新潟県巻町は、原子炉許可申請(1982年1月)から取り下げ(2004年2月)まで22年もかかったんですから!
巻町では粘り強く、賛成派も反対派も学習会・懇談会を続けてきたそうです。
反対派では折り鶴運動など、誰もが参加できる形態も映画では描かれていました。
それに比べれば、たった8ヶ月の行動を「岐路」と表現するのでは、やっぱり「皮相的」となるのではないか、と思うのです。
世論調査では、脱原発派が必ず多数です。
「岐路」と言われる脱原発デモの状況でも、現実的に大飯原発以外の原発はすべて止まっています。
安易な再稼働や、安易な安全基準を許さない世論が背景にあるからです。
落ち着いて全体を見れば、岐路に立たされているのは原発推進の側、ではないでしょうか。
今日は雨が降る道庁前行動でしたが、これまで以上にコールの声が大きかったと思います。
私も一緒に「再稼働反対」!
【今日の句】 始まりは 必ず苦労が 伴って
結局の所、北海道新聞も地元財界には勝てない訳で、
返信削除反原発派を「あきらめさせる」方向に世論を誘導せざるを得ない
訳です。
ウチは道新と赤旗日曜版を取ってますが、最近は道新の方は
チラシを見る程度で本誌は勿体無いですが読まずに資源袋に。
選挙後、読んでいて腹が立つ記事ばかりで読む気が失せてしまいました。赤旗日曜版を今年に入ってから購読を初めて、全誌保存してあります、この差は何なのでしょうね。
私も 赤旗新聞を購読していますが、毎日購読して思うことは、
削除安部総理の言い訳が、共産党議員の質問に対して言い訳できず、に暴露される記事に、真実は1つであり国民の立場で物事を判断する新聞の役割がより鮮明になっています、今赤旗が面白い 佐々木
齋藤さん、コメントありがとうございます!
返信削除全国紙は、総選挙前から世論誘導とも言える報道は凄まじかったですしね。TPP応援だし、消費税アップ賛成だし。広告主=スポンサーの意向などが、強力に働いているのでしょうか。
私が共産党だから赤旗を持ち上げるという意味でなく、本当に自立したジャーナリズムが育たないといけない、と強く思います。
佐々木さん、コメントありがとうございます!
返信削除よくよく国会論戦を聞いてると、安倍首相が正面から答えていないなぁと感じることがありますよね(これまでの首相もそうでしたが)。
ただ維新の会やみんなの党から、憲法改悪などがけしかけられると、待っていたかのようにクリアーに答弁していて、野党の中でも両党が悪い役割を果たしていると腹も立ちます。
ともあれ、このような国会論戦をまとめているのが赤旗ですので、ぜひ多くの方に読んでいただきたいです!