2013年10月9日水曜日

回答の後退や、平行線の議論に負けない

 今日は事務所引越しに加えて、道庁と北電へ申し入れ! 背広とジャージを何度も着替えて、長かった1日が終わりました。ふ~‥‥。

 事務所の引越しには、地区委員会にお願いしていたお手伝いの方が来ていただき、あっ!という間に積み込みは終了。

 新事務所に積荷を降ろすのを任せて、私は道庁へ。

 帰ってきたら、事務所の中2階(屋根裏)にあった畳やらベニヤ板やら、すべて出してくれているではありませんか!

 難題だった大物が片付いていて、心から感謝・感謝!

 新事務所で積荷を解こうとしたら、今度は北電に行く時間。

 道と北電への申し入れというのは、泊原発再稼動を認めない(申請を取り下げる)よう、道原発連・道労連などで求めたものです。

 道庁からは「規制委員会の審査を待つ」主旨の回答。

 でも、ちょっと気になりました。

 これまでは高橋知事が「再稼動を議論できる環境にない」と言っていたのを、答弁には含めていたように思うのです。

 それが今回はない。

 意図的か、たまたまか、わかりません。

 北電が申請したことで「再稼動を議論できる環境」になった、という知事の意向の反映なのでしょうか。

 それ以外にも答弁が後退しているような感じを受け、私から福島の実態から泊原発での地下水調査をしないのか、との質問には「調査するつもりはありません」との回答。

 新規制基準は、シビアアクシデントを想定しているもの。

 ということは、炉心を冷却させることが必要であり、福島原発のように水を使えば汚染もされる。

 その汚染水対策が新基準にはありませんし、地下水への浸透も心配されるのは、現状が示しているとおりです。

 でも、それは何の検討もない。

 北電では、これまでどおり「電源のベストミックス」論で、再稼動の意向では変わらぬ回答でした。

 岩内町から大田勤町議が要請には参加して、大雨で地震計が水没した事故を取り上げ「水密扉にしていないのか、これで万全と言えるのか」と、現地の不安を代弁。

 これは建物そばの土の入れ替えをしていて、そこから入水してきた経過なのですが「言い返す言葉はない」と言わざるを得ませんでした。

 いつも議論が平行線に終わることに、むなしさを感じることもないわけではありません。

 しかし定期的に道民の声を代弁し、再稼動の道理のなさを訴え、現在の状況をしっかりつかむ、このような場は必要だと痛感します。

 感じたのは「規制委員会の確認をもらう」「国の政策的動向を注視する」などの言葉があったように、国政を変えることが根本的な解決策だ、ということ。

 確かに再稼動へ進んでいるようにも見えますが、現状は稼動ゼロであって、世論と運動で抑えてきている証明でもあると思います。

 すぐ政治決断はされなくても、世論と運動でこれ以上の推進はさせない。

 しっかり学んで、考えの違いも越えて、多くの方との話し合いを広げなければと感じました。

 【今日の句】 汚染水 かぶる現場に 胸痛む

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