毎月1日(または11日)、JR札幌駅前でおこなう争議解決「いちの日行動」。夜の用事(のため道庁前行動に行けず!)の前にと、私も参加してきました。
もともとは国鉄の分割・民営化で採用差別を受けた全動労争議団の支援・連帯で始まった「いちの日行動」ですが、多くの争議解決の現状を交流し、連帯する場として続けられています。
それにしても労働環境の悪化が、ひどい。
国立大学法人でも、雇い止めに対して立ち向かっています。
国家公務員では、解雇させられた社会保険庁職員が、裁判で71人中24人も職場復帰が命ぜられています。
それだけ国のやり方に道理がない、ということです。
セクハラ・パワハラ・マタハラに裁判でたたかっている女性も、支えている労組の書記長さんの「無法は許さない」という思いが伝わるあいさつも、心に響きました。
実は今日の昼に、イタリア料理の飲食チェーン店の話を聞く機会がありました。
就職して2年目で副店長を任せられ、店の正職員は店長と副店長の2人。
店の売り上げが悪いと、本社から「アルバイトを休ませろ」と指示があって、その分を正社員で穴埋めし続けるのです。
ある時は19時間労働(!)で、さすがに体がもたないと退職したとのこと。
こんな日本で、いいのでしょうか?
首切り自由、賃下げ自由、パワハラ・セクハラ日常化、若い社員は使い捨て‥‥。
日本は、ILO(国際労働機関)の第1号条約(8時間労働制)を、いまだに批准していない国です。
働く人より企業側に立つ、政府の基本姿勢がここにあらわれているではないですか!
1つ1つの争議で雇用と人権を守っていくことは、日本社会全体の雇用と人権を守っていくことにつながっている。
月並みですが「安心して働ける社会」の実現へ、あらためてがんばろうと思いました。
【今日の句】 ブラックは 世界の恥と 知るべきだ
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