2013年11月19日火曜日

今年5度目のJR北海道交渉

 安全推進委員会の形骸化やデータ改ざん問題なども受けて、党道委員会としてJR北海道への要請をおこないました。今年だけで、たぶん5回目の要請になろうかと思います。

 参加は私のほかに、森つねと道国政相談室長、武藤敬司道労働部長、事務局の馬場龍次さん。

 実は先週に予定していたのですが、データ改ざん問題が発覚して国土交通省の抜き打ち調査が入り、先延ばしになっていたのです。

 国交省の調査は入っている現在では、言えることと言えないことはあるとしつつ、JR側からは「国交省から改善指示を受けたものも要請には含まれており、ご指摘のとおり。対策の草案までは煮詰まってきているが、表に出せる現状ではないことにご理解を」との話し。

 安全問題でさらに認識を問うと「安全綱領も、結果的には形だけだった。そういう状況をなぜ作ってしまったのか、現場社員の声を聞き、背景・抜本から是正しないといけない」とも話されました。

 ただ心配が残ったのは、保線の現状。

 報道にもあるように、一部路線で積雪前の保線作業が進んでいない状況があると聞きます。

 中途採用も、特別な技術もあり応募者が少ない現状といいます。

 それなら例えば、子会社と連携して新幹線の要員を緊急に振り向けることもできないかと聞いたところ、バランスを取って進めるし、現状は保線も期日どおりに進んでいける見込みとのこと。

 しかし現場は、これだけ社会問題化するなかで、使命感からで期日どおりへ必死の努力をしているのではないか。

 結果だけを見て、このような現場の実態を見ないのでは、何の教訓も生かされないのではないか--と私から述べました。

 参加者はそれぞれの角度から安全問題をただしましたが、なかなか具体的な進展が見えないことに、きっと多くの道民もモヤモヤしていることと思います。

 対策に時間は必要と言いますが、とは言え明日も動くJR。

 私も交渉後に旭川へ行くためJRに飛び乗りましたが、経済・産業・ビジネスだけでなく、在来線では医療や通学になくてはならないものです。

 JR北海道が本格的な再生を果たすことを、誰もが願っています。

 同時に、JRまかせでなく国が責任を果たすべきです。

 明後日から東京で政府交渉もおこなうので、今日の結果もふまえて臨みたいと思います!

 【今日の句】 無事に着く 当たり前こそ 仕事なり

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