2016年1月18日月曜日

安全こそ使命

 上京前に、年末に火災が発生したJR嵐山トンネル(旭川市)の調査へ。東京は積雪で混乱したようですが、現地は-19℃の極寒!

 森つねと道参院選挙区予定候補、真下紀子道議と駆けつけました。

  北海道は、このような積雪・寒冷地なだけに、JR他社より鉄路の管理には様々な苦労が伴います。

  だからといってJR北海道の責任を不問にするつもりはありませんが、国鉄の分割・民営化が遠因として働いていると私は思うのです。

 JR各社の独立会計で、鉄道事業だけでは当然赤字となる構造の北海道では、JR北海道も経済事業に軸足を置くし、不採算部門の鉄道事業では路線廃止や事業縮小、部門の外注化が進むこととなりました。

 とはいえJR北海道は安全第一の経営をすべきですし、必要なら国へも支援を求めることも必要です。

 この間の相次いだ事故で基金は積まれていますが、あらためて全体像の再検討が求められているのではないでしょうか。

 トンネルは列車が走っているため外部からの視察となりましたが、上部がススで黒くなっていて火災の大きさを見せつけています。

 これが人が乗っている時間帯の火災だったらと思うと身震いしました。

 JR北海道のトンネル数は176あり、うち電化は11あります。

 最優先に点検すべきですし、それ以外も含めて安全対策を強化してほしい。

 先日の会見では、この点検などにかかわって「選択と集中」との言葉があり、選ばれなかった路線は廃止が念頭か?との疑念が浮かびました。

 ダイヤ改正にともない、いくつかの駅で廃止や無人化とされ、日高線のように復旧が進んでいないところもあり、道民から「新幹線もいいけど、地方路線もしっかり守ってほしい」との声があがっています。

 国に対しても、公共交通のあり方を問いただしていかなければならないですね。

 明日は岩手県へ調査に行きますが、北海道はじめ明日も荒れる予報で‥‥各地で被害が起きないことを願います。

 【今日の句】 安全の 緩和で命 守れるか

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