2016年1月19日火曜日

実態に見合った後押しを

 北海道はじめ各地の低気圧による影響は大丈夫でしょうか。私は高橋千鶴子衆院議員と、大船渡市調査の一日でした。

 東日本大震災から5年を迎えるなか、いまだ18万人を超える被災者が避難生活を強いられています。

 通常国会でも最重要課題となる問題ですし、震災復興特別委員としても現地の実情をつかみたいとも思っていました。

ちょうど今日19日は、次の5年間の政府の復興基本方針骨子案が提示されもしました。

 その中身は後ほど検証が必要ですが、とにもかくにも実態をふまえなければ検証もありません。

 今日は大船渡市役所を皮切りに、住宅再建を果たした方からの聞き取り、被災業者からの聞き取りをおこないました。

 住宅再建には、岩手県が独自の補助金制度を持ち、それに上乗せする形で市の補助金もあります。

 国は個人資産の形成に税金を出すことは消極的ですが、現場の実態を見れば、それで全体の復興や被災者の気持ちも前に向くのですから、いろんな知恵の発揮はあるはずです。

 住宅再建を果たした方の話を聞いても、その後押しがあるのとないとでは大きな違いがあると思いました。

 そうでなくとも資材と人件費の高騰が続いているのですから、見過ごし続けていれば、それこそ復興は絵に描いた餅。

 高齢だと銀行から借りられない、お子さんがいないと保証人の引き受け手もいない‥‥などに対しても、柔軟な対応ができないものか。

 もともとの町内会のつながりを生かしながら移転していくうえで、世話役の方の役割の大きさも実感しました。

 知恵は現場にある。

 明日もしっかり学びたいと思います。

 【今日の句】 容赦なく 降った雪にも 負けじにと

0 件のコメント:

コメントを投稿