2016年9月23日金曜日

福島切り捨ては許さず

 北海道で懇談後、いったん国会へ行き福島の課題について申し入れ。今は羽田空港で待機の間にブログを書いています。

 福島へ先月、調査に行った内容もふまえたもので、岩渕友参議院議員・高橋千鶴子衆議院議員や神山悦子福島県議が中心になるのですが、私も北海道で聞いた避難者の声にもとづき意見。

 雇用促進住宅に住んでいる避難者が、他の居住者との平等性を理由に「収入の3ヵ月程度」の要件を課しています。

 しかし、事故による別居・離婚や、障害を持たれているなど、その要件に合致しない場合があるのです。

 担当者からは「平等性の観点」が強調されますが、好んで避難し住んでいるわけではないのですから現状をふまえた要件緩和があってしかるべきです。

 その点で神山県議や高橋議員、私からも指摘。

 「現在、意向調査をおこなっているところ。ふまえて県とも検討」との答弁でしたが、当事者からすればスッキリしたとはとても言えないでしょう。

 他にも避難指示解除や除染、甲状腺検査など、県民・避難者の声をふまえた要望をしましたが全体として8月31日の政府て決定をふまえた範囲から抜け出ない答弁と痛感。

 甲状腺検査も、専門家会議を引き合いに支援には後ろ向きの態度でしたが、それで多くの県民の不安が解消されるのでしょうか。

 神山県議が「そのような答弁があるから、福島は切り捨てられているとの思いが出てくる」と話された一言に、県民の現実が凝縮しているように思いました。

 東京五輪を念頭に、福島原発事故は解決済みとの「カタチ」にするのなら、とんでもないこと。

 実態をふまえ、私も政府に引き続き要求していきます。

 【今日の句】 合意なき 帰還に誰が 喜ぶか

0 件のコメント:

コメントを投稿