2016年11月1日火曜日

TPP審議状況(11/1)

 自・民の国対委員長会談で採決合意も、落ち込むような暇はなし。明日の締めくくり質疑を前に、また山本農水相が!→http://this.kiji.is/166158113749419510?c=39546741839462401

 こんなふざけたような態度でTPP批准だなんて、国会と国民を愚弄するにもほどがある。

 先日の委員会では、安倍首相も「無為に時間を過ごしてはならない」と述べましたが、真剣に議論している委員会を前に「無為」だなんて、国会の審議を軽んじる以上に猛省すべき答弁ではありませんか。

 情報収集に急いでますが、これで粛々と採決だなんて許されない。

 一応、いま決まっている明日のことを書けば、私の持ち時間は14分だけなので内容を絞り込み、ギリギリまで質問準備は続けます。

 合意された明日の日程(予定)は--

 ●締めくくり総括質疑
  14:15~14:55 篠原孝(民進)
  14:55~15:21 今井雅人(民進)
  15:21~15:35 畠山和也(共産)
  15:35~15:45 松浪健太(維新)
  その後、討論・採決など

 あれっ?と感じた方もいると思いますが、明日の質疑に自民・公明は立ちません。

 午前から昼過ぎまでパリ協定の審議が外務委員会であるため、答弁大臣である外務大臣が、この時間からでないと答弁席に座れないのです。

 また、夕方以降も外交行事などもあり、その窮屈な合間ということもあって与党は質疑に立たないということもあります(過去にも、与党は質疑しないということもありました)。

 ともかく委員会では明日が最後の質疑となるだけに、悔しいし、そう感じている議員は少なからずいます。

 今日は午前中に一般質疑でしたが、民進・共産の各質問者とも「徹底審議を」と主張しました。

 理事会では、与党から「審議時間も積み重ねられてきた」「質問の重なりも出てきた」などから採決に十分な時期との意見。

 対して私からは、●慎重審議を求める国民の声は多数、●委員会の前半は「強行採決」発言などもあって審議の環境も整わず、ようやく審議が深まってきたところ、●さらなる地方公聴会や参考人質疑の声もあがっているし、なにしろ中央公聴会もやっていない--など、採決は認められないことを主張してきました。

 悔しい思いでいっぱいで、本来は理事会は委員会運営の立場でモノ言う場所ではありますが、私自身が協定文書を読むなかで、日本だけ投資信託も開放するような箇所もあり、さらに審議しなければ自分が納得できないと、自分のTPP審議にかけてきた思いも述べました。

 ひとまず合意された矢先に、山本農水相の先の発言。

 今夜から、明日の朝にかけても、まだまだ批准阻止へがんばりぬきます。

 【今日の句】 国民の 支持はあるのか TPP

2 件のコメント:

  1. 日々の委員会審議や週末の講演等、お疲れ様でございます。

    今更ながらにTPPに関する分野が多岐に渡り、重大な影響を及ぼす可能性があることを改めて知りました。

    これだけ重要な案件だというのに、政権側の都合で定められた残りわずかな期限で決められようとしている事態にも拘らず、メディアではあまり報道してない様で、多くの人達が知らぬ間に決まってしまうのでは? って考えると、頭がクラクラしてくる思いです…。

    TPPで影響を受けるのは農業関係者だけ、っていうイメージを刷り込まれてる感がありましたが、実際には、すべての国民が影響を受けるものですよね。しかも、重大な悪影響を受ける可能性すらあるという…。

    国民の利益を損ねる可能性のあるものを、それを隠して押し通そうなどする与党には、政権を担う資格はありません。

    TPPなんて、絶対に認められません!!

    長文、失礼しました、がんばってください。

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    1.  匿名さん、コメントありがとうございます。

       農業だけでなく、くらしや社会全般にかかわる重大な問題が含まれるのがTPPなんですよね。
       マスコミもなかなか問題点を報じないし、逆に推進するマスコミが多いのも事実です。
       さらに発信力を高めたいですが、市民団体などもパンフなどをつくって普及しているので力を合わせて世論を広げたいですね。
       私も引き続き、国会でがんばりぬきます。

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