今日で憲法公布70年。憲法の値打ちを見つめ直すことが、いま大事だと思います。
明日の国会準備があり行けなかったのですが、札幌では北海道弁護士会の「これまでもこれからも私たちは戦わない」集会に、冷たい雨のなかでも650人が集まったとフェイスブックで知りました。
憲法第12条「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ。」
国民の「不断の努力」がなければ、自由や権利は時の為政者によって奪われてしまう--これこそ歴史の教訓。
だからこそ、このような節目で憲法の値打ちを考えあいたいのです。
自民党の憲法改正草案は、12条の後半部分を次のように変えるとしています。
「自由及び権利には責任及び義務が伴うことを自覚し、常に公益及び公の秩序に反してはならない。」
自由及び権利は「公共の福祉のため」ではなく、「公益及び公の秩序に反してはならない」と禁止規定のようです。
秩序を乱すものは罰する?
誰が、その秩序を定める?
日本国憲法の平和主義・民主主義・基本的人権の尊重を、このように掘り崩していくのが自民党改憲案の正体ではないのか。
「改憲先にありき」の雰囲気がありますが、多くの国民は憲法に触れる機会は多くないでしょう。
「なんとなく」変えた方がいいではなく、しっかり中身と歴史を見てほしい、と特に若い人には呼びかけたい。
間違った政治をくり返さない、というのが現憲法の“原点”なのですから。
さて、昨日に職権で決められたTPP特別委員会の「締めくくり総括質疑」。
安倍首相出席のもと、テレビ中継はありませんが、予定では13時30分から1時間半です。
ただ本会議が事前にあり、また職権による開会ですから、直前の理事会で「認められない!」と議論することとなるでしょう。
時間割の上では、日本共産党は14:36~14:50で私が質問に立つことになります。
しかし、山本農水相の暴言については、いまだ何の弁明も謝罪も官邸の動きもありません。
黙って、やり過ごそうということなのでしょうか。
明日は朝から全開モードの1日となりそうです。
【今日の句】 政治家も 不断の努力 求められ
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