2017年1月9日月曜日

ともに生きる社会を

 成人の日でしたが、私はアイヌの新年を迎える伝統儀式「アシリパノミ」に参加。誰もが安心できる一年となるよう、私も祈りを込め‥‥。

 チセ(家)の中でおこなうのですが、カムイ(神)への感謝などを示すためでしょうか(違っていたら申し訳ありません)、ずっと窓は開けっぱなしにします。

 火の神・水の神・樹木の神‥‥などありますが、唯一絶対の神とは違い、あらゆるものにカムイが宿っているという考えです。

 寒さにこらえつつも、カムイへの敬意を表しつつ今年1年の豊穣や無事も祈る、厳かな雰囲気の約1時間。

 道内にいながら、意識しないとアイヌ文化のことも薄れてしまいがちになります。

 そもそも国会では、2008年に衆参両院でアイヌを先住民族と認める決議があげられています。

 2020年をめどに国立博物館・象徴空間の建設が計画されていますが、それにとどめずアイヌへの偏見・差別を助長するようなことはやめさせなければならないですし、これまで受けた不利益を解消する政治的手立てが必要です。

 国会では超党派の議員連盟ができていて、私もその一員です。

 先輩議員の努力のもと進んできたアイヌ施策を、さらに前へ進めるのが私の役目だと自覚してがんばりたい。

 さて、新成人のみなさんは、どのような気持ちで今日を迎えたのでしょうか。

 希望、不安、とまどい‥‥仕事や病気、家庭の事情などから、成人式に出られなかった方もいると思います。

 すでに選挙権は18歳となりましたが、やはり20歳を迎える気持ちは別のはず。

 未来を、社会を、つくる力が誰にでもあります。

 新成人、心からおめでとう!

 【今日の句】 新しい 一歩も希望も 忘れずに

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