ご存知のようにJR北海道が、道内路線の半分が「維持困難」として沿線自治体に負担を求め、できなければ廃線ありきというやり方に、おかしいという声が広がってきています。
JR北海道自身の問題も根深いのですが、国がこれまでの支援を盾にJR北海道に事実上の廃線を迫っているのでは、とも思います。
各自治体で市長さん・町長さんが対応していただき、基本的に路線存続の立場でのご意見をうかがいました。
旭川市では利用者調査もおこなって、JR北海道の示す資料が妥当なのか、もっとJR北海道は資料を出してほしいとの話も。
上川町では、旭川市から上川町へ、上川町から旭川市へ通学している高校生が数十人いると聞き、これをバス転換などできないのではないか。
深川市では、先日も市長さんが留萌本線の乗車したばかりで、JR北海道のやり方が拙速であり、やれることはまだあるのではとの話もうかがいました。
間には留萌本線を利用してる住民の方から話も聞き、沼田町から通院している女性も「バスになれば金額が倍になる。年金生活者には耐えられない」という訴えもありました。
すでに日本共産党としては提言「鉄道路線廃止に歯止めをかけ、住民の足と地方再生の基盤を守るために」を発表していますが、そもそも国鉄の分割・民営化までさかのぼる話も今日はあり、やはり国の責任は避けて通れない。
今は「沿線自治体の意見を先にまとめて」と国は言いますが、国がなすべきことを先に示すべきではないか、とも。
生活・物流・観光の、どの課題から見ても鉄路は必要だと痛感。
これを国会や地方議会での論戦とともに、さらに住民の声を大きなものにしたい。
明日はJR北海道と道庁にも足を運びます。
【今日の句】 切り捨てて 国は痛みを 感じぬか
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