2017年11月15日水曜日

袋小路となる安倍農政を変えよう

 今日は十勝地区で、田村貴昭衆議院議員と酪農調査。こうやって実態をふまえることの大事さを再確認しました。

 昨日のブログにも書いたように、この時期には加工原料乳の補給金などが審議されていきます。

 田村議員の国会活動をサポートしつつ、あらためて私も道内の現状を把握すべく同行しました。

 小選挙区11区の予定候補だった佐々木とし子さん、道農民連委員長の山川秀正さん、地区常任委員の佐藤耕平さんの案内で、農協訪問や酪農現場の視察、党地方議員などとの懇談をおこないました。

 実態をよく学べたのが、士幌町での石垣牧場での視察。


 3年前に建て替えた牛舎には自動給餌ロボットなどがあり、少しは働く時間が減ったのかと思いきや「機械は修理が必要なんだよ」。

 1頭ごとの搾乳量や成分などが分析されて、見合った飼料が配合されるわけですが「成果が出ないと餌をもらえないみたいだよね」と石垣さんは苦笑い。

 何より健康管理や発情の見極めなどは人の目が必要で、これまでどおり牛舎に足を運ぶ日々は変わりません。

 機械の導入や、施設の大型化は投資額も大きくなります。

 それを安定的に償還するためには、生産費をまかなえるだけの乳価が必要で、だから加工原料乳の補給金が重要になるのです。

 TPPや日欧EPAなど競争環境ばかりが激しくしつつ、責任は現場へ押し付けるのが今の農政の特徴でもあります。

 世界的には価格保障や所得補償があるからこそ農業は成り立ち競争力もあるのですが、そこが日本の農政では弱いのです。

 将来不安が強まるもとで、数千万や億単位の負債を抱えながら、どうして農業を続けられるでしょう。

 この袋小路を断ち切る必要があります。

 まずは国会で田村議員や紙智子参議院議員にゆだねますが、いろんな場面でこの転換を私も訴えていきたい。

 やるべき課題はたくさんあります。

 【今日の句】 どの牛も かわいい瞳 してました

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