2018年2月25日日曜日

憎しみのない未来をつくろう

 道労連女性部定期大会でのあいさつから、札幌北区での学習会講師、夜は青年とのつどいへ。学ぶことが多い毎日です。

 全労連女性部の春闘チラシを見たら、働く女性の約4割は、睡眠時間が5.5時間以内!

 世界とくらべて家事・育児の時間が長い日本女性は、世界一といっていいほど睡眠時間が少ないのでしょう。

 裁量労働制をめぐる「データねつ造」が問題されていますが、本当の「働き方改革」を言うのなら、職場における女性への差別やハラスメントを一掃することも明記すべきです。

 女性の基本的人権が保障される国を、いっしょにつくりましょうと呼びかけました。

 ちなみに、道労連女性部の大会は、代議員だけでなく来賓にまでお菓子を用意してくださります。

 以前もケーキで、今年もケーキ(しかも私だけ2つ)!

 私のケーキ好きを誰が知っているのでしょう。

 とにかく、このご恩は忘れません!

 札幌北区の学習会は、そのテーマが「野党共闘と日本共産党綱領」となかなかハードな内容です。

 聞く方が聞きやすくなるように、前半は国会での経験も交えた話に、後半に党綱領での統一戦線の位置づけなどを話しました。

 「憲法での共闘はどうなるか」「参院選に向けては」「青年へのアプローチを具体的に教えてほしい」などなど質問も出されました。

 日ごろの時間も限られていますので、このようにまとまった話ができるというのは勉強にもなります。

 私が強調したかったのは、共産党が思いつきで共闘路線を進んでいるのではなく、歴史や理論に裏打ちされた考え方を持っているということ。

 共闘を前進させるうえでも、日本共産党を伸ばすことが一番!というのが私も国会にいての実感です。

 参加されたみなさんが、少しでも元気になれたならいいな。

 夜は党青年学生後援会による「まるごとJCP」。
 
 共産党についてのマルバツゲームから始まり、私も含めた若手党員との「なんでも聞いてみよう」コーナー、グループに分かれてのトークタイム、そして最後に私からさらに一言という内容でした。

 党青年学生部長の金倉さんと共感しあったのですが、この年(40代中盤)になると青年たちと話すことも緊張するんです。

 私が入党した時の話をしたら「まだ生まれてない!」と合いの手も入ったり(笑)

 それでも若い世代の感性と正義感、自覚と意欲には素直に私のほうが学びたい。

 朝鮮総連に対して発砲があったことも話がありました。

 今の法制度では、相手が誰であれ、動機が何であれ銃を保持し発砲することなど到底認められません。

 合わせて今回の発砲は、極端な差別意識を持った人たちがいるという背景については警鐘を発信しなければいけないと思っています。

 憎しみから、何が生まれる?

 自分の意見を通すために、相手の命を奪う?

 「対話で何も生まれない」と言うけど、とことんまで「対話」したんだろうか。

 今の首相は、そもそも侵略戦争への反省もない人だし、権力として何でもやってくるような人です。

 でも、それって弱さの裏返し。

 理屈の力を信用せず、軍事力が当然の日本と世界という考えでは、明るい未来など見えないでしょう。

 今日の青年たちとの懇談も、本気の話し合いができて楽しかったです。

 会場で18歳の女性や大学1年生が入党されたことは本当にうれしい。

 未来をつくるのは、今を生きる私たちの仕事。

 その自覚をもった仲間が増えれば、必ず社会は変えられる。

 社会を変える本気の思いの交流が大事なんだと、つくづく実感した青年たちとの出会いでした。

 【今日の句】知っている 意志あるところ 道があり

2 件のコメント:

  1. 憎しみから生まれるものといえば、戦争をはじめとする、人道に反する重大な犯罪、そんな悲惨なものでしかないでしょうね。

    SNS上で人づてに聞いた話ですが、発砲事件について、「発砲した善人を逮捕するのは"保守"に対する弾圧だ、これは戦争だ!」という趣旨の投稿をしてた人が居たそうです。
    また、昨年10月の衆院選の際、安倍首相が東京・秋葉原で街頭演説を行った際の動画を見たことがあるのですが、沢山の日の丸を掲げる支持者らの中には、北朝鮮などへの敵意をむき出しにしたコメントを書いた横断幕などを掲げる人達もいて、まるでヘイトデモのように見えました。

    こういう恐ろしい考えを持つ人達がいる中での、今回の発砲事件だったのでしょう。

    このような考えがまかり通る世の中を放置すれば、やがて戦争を後押しする世論を生み出すことになるんだろうと、それが歴史の教訓でもあると思います。

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    1.  匿名さん、コメントをいただいていたのに返信が遅くなり申し訳ありません。

       発砲自体は、どんな理由であっても許されないことです。
       憎しみの連鎖は暴力やテロにつながりかねないことは、過去の歴史が示してきたことだと私も思います。
       少なくとも政治家や「公人」は、挑発的でない理性の言葉で正していかなければいけないと考えています。

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