国会議員のときは故郷の石巻市の式典に参加していましたが、今年は北海道で。どこにいたって鎮魂の思いは変わりません。
生まれ育った石巻市には、両親や妹夫婦、親戚などが今も住んでいます。
当時、携帯電話がつながらなくなり安否確認もできないまま、被害の大きさばかりがテレビから伝わってきた時間を、今も鮮明に覚えています。
しかし、一番の苦労をしたのは被災地のみなさんであり、それは現在進行形でもあります。
高校時代の友人からもメールがあり、まだまだ復興とは言えない現実。
そして福島は原発事故も重なり、岩手・宮城よりも関連死が多い現実。
札幌での「さようなら原発北海道集会」には、ふくしま復興共同センター事務局長の野木茂雄さんが来てくださいました。
避難指示地域が解除されていることで、その地域の避難者は「自主避難」とされていくことになり、統計上の避難者数は確実に減っていることになっていきます。
そして、今なお事故は続いているのに、4月から精神的賠償への打ち切りもあるのだと。
聞いていて腹立たしさと、やるせなさと、もどかしさとの思いがこみ上げます。
故郷に帰れない現実を、国や東京電力はどう思っているのか。
この間の安倍政権の醜さが、そんな思いをさらに増幅させるのです。
集会の後にはデモパレードをおこない「原発なくそう」と、参加者みんなで熱く訴え。
とにかく何か言わなきゃ気が済まない、そんな毎日が続きます。
雪も解け始め、宣伝やデモも本格化(?)できる季節となってきました。
声に出せない声が、被災地に、避難した先に、そして北海道どこにもある。
あらためて7年前の自分のブログを読み直しました。
もどかしい思いを抑制しながら書いていました。
被害に遭っているのは、自分の家族だけではない。
原発事故もあり、この先どうなってしまうのか。
私も誰もが、心を痛めたり不安を覚えたりした日々だったと思うのです。
最後の1人まで、復興も、原発事故の賠償も!
【今日の句】何気ない 日々の大事さ 胸を打つ
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