2018年3月29日木曜日

もうけ優先の根本を変えよう

 今日は当別町へ、町役場では宮司正毅町長とJR問題で、農協や水土里ネットでは農政についての懇談をさせていただきました。

 懇談には地元から鈴木岩夫町議や、元町議の堀梅治さんなども同行しました。当別町も暖かく、春が近いことを感じます。

 宮司町長さんは、はっきりと鉄路存続の意義と態度を述べられました。ご自身が外国で見てきた町づくり、JR北海道へ情報開示を求めてきたことなども紹介され、私からも「交通権を確保するのは国の責任。しっかり国会でも連携して反映させます」と応じました。

 過去に町議会で札沼線の電化要求をしていたけど鉄橋がハードルとなり(というJRの言い分で)実現できなかったことも話題になり、宮司町長さんが「JRが安全対策のために金がないと言うが、安全対策は当たり前。利便性を高めることなど、経営上も大切ではないのか」と話されていたのが印象的でした。

 北石狩農協、水土里ネット当別・同しのつ中央(※水土里ネットとは土地改良区のことです)には、昼の時間にまでかかりご迷惑をおかけしましたが農政の課題や現地の基盤整備の状況などをうかがいました。もともと泥炭地の当別町で、多くの苦労と努力があって今の生産基盤がつくられてきたんですね。予算はついても地元業者も減っていて工事が遅れる現実もあるという話も聞き、地域社会全体が成り立つような施策が必要であることも実感しました。

 鉄路にしても食料にしても、本来は国が責任を負うべきものを市場まかせにしているところに根本原因があります。もうけ優先で考えれば、人口の少ない路線はどんどん切り捨て、食料も売れるものしか(しかも海外へ!)つくらないような日本になっていいのでしょうか。この根本を変えたいし、変える力は地域にこそある。

 夜には総がかり実行委員会の集会とデモがあったのですが、先日から喉のイガイガと関節痛が出てきたために休むことにしました。でも、いつも心はひとつ。今のところ熱はなくインフルエンザでもなさそうなので、少し休んでがんばります。

 【今日の句】でたらめを 許さぬ世論 大きいぞ

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