2018年5月25日金曜日

久しぶりの国会で

 党道議団とJR北海道問題での要請や日米共同訓練でのヒアリング、食健連グリーンウェーブの行動にも参加しているなか、「働き方改革」関連法案は採決強行! 報告したいことは山盛りなのですが、国会で政治を立て直さなければと、とにかく痛感した1日でした。

 国会議員からは紙智子・岩渕友・山添拓の各参議院議員、道議団は4人全員(真下紀子・菊地葉子・宮川じゅん・佐野弘美)が参加しました。

 JR北海道はこれまでの経営赤字に加えて、新幹線の赤字が予想の倍を超える103億円にまで膨らみ、札幌延伸で収支改善はするというものの、それまでの10年以上は巨額の赤字を抱えることになります。本当に札幌延伸で経営は改善するのか、そもそもツケは地方路線にまわされて廃線圧力となるのではないかと、不安や疑問は尽きません。

 広大で寒冷地域の北海道では、国鉄の分割民営化時から大きな赤字が見込まれていました。だから国も経営安定基金を積んだわけですが、低金利のもとでその構造も破たん。新たな枠組みで国の支援を考え直す必要があります。そこで日本共産党としては昨年、国とJRグループによる交通基金の創設も提案しました。

 国交省は「この夏までに何らかのできることを考えている」との答弁に終始していましたが、JR北海道に株式上場を求め続ければ、鉄道事業は路線整理、ホテルなど非鉄道事業に力を注ぐという経営にシフトしていくのではないでしょうか。参加者一同で、国の責任をあらためて強調しました。

 日米共同訓練は昨年、初めて北海道ではオスプレイも飛来しました。今年も同様のことが検討されています。まず昨年の訓練実績を出してほしいと要望したら、担当者から「まとめたものは、あるともないとも言えない」という、まさかの答弁! 訓練をやりっぱなしで終わるはずがない、記録して次の訓練に生かすのは当たり前じゃないかと追及するなかで、ようやく調べて回答するというところまで進みました。

 公文書の記録や開示のあり方が、財務省でも防衛省でも大問題になりました。安倍首相など政治家の問題もありますが、もともと開示には消極的な態度を取ってきた省庁が少なからずあるのは日本政府。それにしても、すでに訓練済みの内容さえ明らかにしない姿勢には驚きました。

 食健連グリーンウェーブの行動は、昼に農水省前で集結行動があると案内を受けて参加しました。農民連や農協労連のみなさんは、現職時代に何度も行動や懇談をした間柄。「早く国会へ戻ってきてよ」と激励もいただき、私も(国会議員団を代表する立場ではないのですが)北海道の声も紹介しながら連帯あいさつ。

 飛行機の時間もあって国会を離れたころに、国会では「働き方改革」関連法案の採決強行がありました。これまでも強行続きでしたが、今回は命に直結する内容なだけに罪深いと思います。過労死をされた方の遺族が悲痛な声を上げているなかでの採決に、本当に悲しく腹立たしい思いでいっぱいです。

 久しぶりの国会は、血圧が上がるようなことばかりでした。変えなきゃいけない!

 【今日の句】勢いで 質問席へ 行こうかと

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