2018年7月13日金曜日

鉄道と私の接点

 JRに乗って4時間半、今日は釧路市へ。2ヵ所の「つどい」とJR問題講演会で、たっぷり話をさせていただきました。

 花咲線・釧網線は沿線自治体首長さんで維持に向けた動きがあり、どちらもかかわるのが釧路市。今日の講演会には元国鉄職員さんも多くいて、JR北海道の不誠実な態度や人減らし、使い勝手の悪さなどとともに観光推進としての提案を求むというご意見もいただき、私自身も学ぶことの多い会でした。今後の活動に生かしたい。

 私からは、JR北海道の赤字がなぜ膨らんだのか、新幹線の札幌延伸との関係をどう見るか、道内の首長さんの反応、諸外国の例などを交えながら日本共産党の提言も紹介しました。思ったより時間が足りなくて焦りましたが、それだけ鉄路の問題は緊急的な対策も、根本的な見直しも必要な問題ということです。

 話の冒頭に紹介しましたが、鉄道問題と私の接点の1つは、国鉄の分割・民営化にともなう採用差別事件でした。労働争議の状況を交流して団結を固めあう、札幌駅前での「1の日行動」集会が毎月ひらかれて私も参加していました。当時、保育園に通っていた娘を迎えに行って、そのまま集会に参加したときのことを話しました。

 冬の雪の日の集会でしたが報告が熱を帯びて、終わるころには頭に雪が積もるほどの日でした。終わったあとに娘がひとこと「パパの友達ってたくさんいるんだね」と、頭の雪も気にせずに話したことには驚きました。私に友達が他にいないということでなく、雪のなかでも熱心に話し合う姿の連帯や団結の姿勢に触れて、娘なりに「たくさんの友達」と表現していたのだと思ったのです。

 安全問題が浮き彫りになったときに、JR北海道(JR各社もですが)の人減らしが大きな問題となりました。それでも安全であることの帳尻合わせをするため、検査内容の改ざんにまで追い詰められました。JR北海道の赤字経営は深いところからつかまなければいけないと、当時から思い続けてきた角度なのです。

 もちろん根本には国の責任があります。同時に、JR北海道の経営責任を考えたときに、これまでの検証も必要だと思います。まずは当面、路線廃止を食い止めるための緊急策や道民の世論形成を急ぎたい。

 「つどい」では、入党すると話されていた方もいました。後で申込書を書いてもらうはずですが、嬉しいですね。明日は浦河町まで行きます。

 【今日の句】安全を 守る誇りを 知ったから

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