2018年10月2日火曜日

安倍政権最後の内閣に

 今こそ憲法9条の立場での外交を! 大韓民国建立記念レセプションに真下紀子道議と参加し、アジアの構造変化を実感しました。

 明日3日に開天節(ケチョンジョル)という、檀君(タングン)神話にもとづく建国記念日を迎える韓国。そのお祝いにと開かれたレセプションに、紙智子参院議員の代理として私が参加したわけです。

 胆振東部地震のとき、道内には韓国からの旅行客などが5000人以上いたそうです。地震の少ない韓国だけに驚きとまどった方も多く、総領事館の職員らが情報発信や避難所に足を運んでの食料提供、空港での通訳業務などに大奮闘された話から、朴賢圭総領事は切り出しました。

 嘆息が漏れたのは、今年に入ってから3度にわたる南北首脳会談と米朝首脳会談のくだりでした。朴総領事は「パラダイムの転換」や「東北アジアの恒久平和につながる変化」など、一過性の対談に終わらないことを強調されたのです。スケールの大きな話を総領事みずから披露するところに、韓国に広がる激動の一端を見た思いでした。

 この流れを傍観するのでなく、しっかり日本としても主体的にかかわるべきです。そのためには、戦争しないと決めた憲法9条を生かした対話による外交努力を強めることだと確信しました。朴大統領も「対話」の重要性に、何度か触れていたように思います。アジアは変えられるとワクワクする思いであいさつを聞き、朴総領事には名刺を交換しながらスピーチへの賛意も伝えました。

 さて、そんな中での安倍政権。新しい顔ぶれの内閣で、何をどうしたいのでしょうか。この間、総理から聞こえてきたのは「憲法改定案の国会提出」「来年10月の消費税増税」であり、実質はFTAである「米国との新しい交渉」などでした。とりわけ憲法改定は総理自身の悲願ですから、急いでまとめあげようとするでしょう。しかし、その強圧的な姿勢は支持されないことを沖縄知事選が証明したと思います。「沖縄の事情」というような問題ではない、と私は思います。

 この顔ぶれを、安倍政権最後の内閣に!

 【今日の句】沖縄の 次はここから 北海道

0 件のコメント:

コメントを投稿