2019年9月2日月曜日

総理も国会質疑を逃げるな

 いったい元島民に謝罪したのは何だったのか。また丸山穂高衆議院議員から飛び出した「戦争発言」を、このまま放っておくわけにいかない。

 N国党首の立花氏が擁護しているのも筋が違う。国会議員の発言は、外交上でも大きな影響を与えるのです。さらに日韓関係がエスカレートしていったときの責任を、どのように負うつもりなのか。

 それは韓国の国会議員にも当てはまると思います。日韓関係の緊張を高めるような、今回の竹島上陸のような行動は取るべきではありません。民間レベルでは友好的な対応や冷静な議論が呼びかけられているのですから。

 小池晃書記局長は今日の記者会見で韓国側へも指摘しつつ、今の緊張をつくった原因として「基本的には安倍政権に責任がある」と述べました。私は同時に、丸山発言が飛び出すような背景を国会につくった責任も大きいと思っています。

 安保法制=戦争法の審議のときから、自衛隊による戦闘や戦争という議論が国会で当たり前のようにされてきました。いかに外交で友好関係をつくるかに本来は頭を働かせるべきなのに、時にはシミュレーションごときの議論までされてきたのが安倍政権のもとでの国会だったのです。

 わずかの期間ですが国会にいて、その空気の広がりを危ないと感じました。それが今の丸山発言につながっていないか。安倍首相の韓国への姿勢と重なって、その空気が増長されていくことは絶対に止めなければならないです。国会はもとより、国民世論まで同じようにさせてはいけない。

 以前にも書きましたが、地域をまわって話していくと韓国への厳しい意見が多いと感じたのです。もちろん先ほどのように韓国側へも指摘は必要ですが、安倍首相が徴用工問題を契機にして経済や安全保障にも影響を広げたことが根本にあると思います。

 本来は安倍首相にも国会でたださなければいけないのに、臨時国会の早期開会や閉会中審査に応じない姿勢が、さらに悪い。もどかしいです。

 【今日の句】煽るのは 勇ましさでは なく危険

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