2020年12月23日水曜日

早く思いきった財政支援を

 党道議団(真下紀子・宮川潤・菊地葉子)といっしょに、第7次となる道へのコロナ対策緊急要望をおこないました。待ったなしの現状に、急いで道でできることをおこなうとともに、国へもしっかり反映させて実行を迫ってほしいと訴えました。

 要望項目は大きく10項目で、▼医療機関・関係者への支援の早期具体化、道独自の医療機関への減収補填、▼社会的検査の対象を広げたPCR検査の実施、検査機器・検査体制を急いで拡充すること、▼北海道療育園への看護師・介護士等の早急な派遣、▼宿泊療養施設の設置、▼休業・時短要請への補償、▼雇調金の特例措置や持続化給付金などの延長や複数回支給の実施を国に求めること、▼生活困窮者への相談体制と支援の抜本的強化-ーなどです。

 私からは、札幌市と連携した26日以降の支援の必要性と、洞爺湖町でうかがった話を述べました。GoTo停止にともない、観光業関連での雇用維持は切迫した課題で、雇調金の特例措置は早く延長を決断するよう国へ迫ってほしいと強調しました。期限が2月末までで、早く見通しを持てなければ人件費などのやりくりで経営が切羽詰まることは明らかです。あわせて第3次補正予算での臨時交付金も、地方自治体へ行くまでには時間がかかるため、道として「つなぐ」ことにも目を向けてほしいと重ねて述べました。

 真下道議からは旭川市での現状や年末の行政相談の対応、宮川道議は検査拡充の必要性や年末年始でのわかりやすいメッセージ、菊地道議は小樽市医師会との懇談も紹介して医療機関への支援などを求めました。

 鈴木知事からは、▼緊急包括支援金の活用にともない知事会を通じて柔軟な運用や、医療機関への財政支援を国に強く求めていること、▼「静かな年末年始」をとのオール北海道による共同メッセージを準備しており、その主旨に理解いただき、札幌市と連携した支援策を検討している、▼持続化給付金や家賃支援給付金、雇用調整助成金についても国に求める、▼臨時交付金は道への重点配分を求めつつ、道みずからの効果的対応を早急に検討-ーなど回答があり、「国として第3次補正予算の考え方も早く示してほしい」との言葉もありました。国政事務所にいる者として、この指摘はしっかり受け止めたい。

 事態は切迫しています。例えば医療従事者は、もう1年近くも強い緊張のもとで献身的に働いてきました。保健所も体制強化をしても追いつかず、休日返上の業務が続いている方もいると聞きます。先ほど書いた業者分野でも、年を越せない・年を越せても先が見通せないという話が、この間は一気に増えてきました。心も体も疲弊して、多くの方がギリギリの状態です。

 いずれも道外の方ですが、ニュースで「土日も家族と過ごしていない。来年も同じ状況だと絶望しかない」(保健所職員)、「友人の楽しんでる様子も別世界のようでSNSを見るのがしんどい、モチベーションもどこまで持つか」(ICU勤務の看護師)と目にしました。早く政治から思い切ったメッセージと施策の具体化が必要です。菅首相は、このような切迫した状況をどれだけ理解しているのか。

 お困りごとなどは遠慮なく、日本共産党へご連絡・ご相談ください。お近くの党議員・党事務所などは日本共産党ホームページ(こちら)から見ることができます。私もしっかり役割を果たしたい。

 【今日の句】切迫の 意味を総理は 知ってるか

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