今日は札幌市手稲区へ。「『共産主義と自由』を学び語る集い」で、どうにかこうにか語らせていただきました。本当に社会を変えるなら、学ばずして変えられないと、準備をしながら実感しました。
「共産主義と自由」とは、4月に志位議長が若い世代向けにおこなった講演をまとめた本です。その本を噛み砕いて話すという難題に四苦八苦でしたが、ちょうど「しんぶん赤旗」日刊紙に連載されたデンマークのことが、とても参考になりました。一部の富裕層に異常なほど富が蓄積する一方で、多くの国民・人民が貧困に追い込まれています。大量生産・大量消費・大量廃棄という経済体制のもと、地球環境が破壊され、気候変動は現実の人類危機にまで進んでいます。
資本主義体制が、これらの危機を解決できるのか。「後は野となれ山となれ」という無責任な利益第一主義を変えるため、マルクスは生涯をかけて資本主義を分析したのでした。その決意と覚悟を考えれば、私も安易な話などできません。
合わせて、資本主義を乗り越える萌芽が、世界で沸き起こっていることも励みになります。若い世代による社会主義への期待、デンマークに見られる生産手段の民主的社会化と言うべく取り組みなど、紹介させていただきました。協同組合の果たす役割についての質問もいただきました。個人的見解も混じりますが、これからの日本で協同組合などの果たす役割は大きいと思っています。中央政府・地方自治体と協同組合などの連携を、広大な北海道でこそ探究したい。
総選挙で言えば、比例選挙は政党名を書いて投票するもの。共産党・共産主義とは何かを知ってもらうことは、議席回復へも欠かせません。わかりやすく、多くの方に伝えていきたい。
【今日の句】困難はあれど こんなにやりがいが
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