2025年9月1日月曜日

本気で市民生活を守る議席を

 昨日告示の根室市議選。日本共産党2議席(すずき一彦・橋本りょういち)へ、応援にまわりました。領土問題はじめ国政の影響を大きく受ける町だけに、どうしても2人の議席は欠かせません。

 すずき候補は7期目、橋本候補は5期目をめざします。高齢者の補聴器購入補助、学校などへのエアコン設置、福祉灯油の対象拡大、奨学金返済の支援など実績も豊富です。

 2人とも強調したのが物価高対策。生活苦が続き地域経済も苦しいなか、消費税減税に背を向ける自公政権の無策が苦しさに拍車をかけています。

 基幹産業である漁業・水産業は、領土問題の影響とともに高海水温が要因と思われる不漁が続きます。国政の役割が問われます。

 医師・看護師不足のなか、市や市民が病院の充実をと努力しています。自民・公明・維新による医療費4兆円削減は、この努力を台無しにしかねません。

 本気で市民生活や地域社会を守るなら、国へもモノ言う地方議員が、どうしても必要です。何でしても2議席をと、私も力を込めました。

 根室市に知人・友人のいる方は、ぜひ支持をお広げください。

 【今日の句】いつだって 市民の味方 貫いて

2025年8月31日日曜日

石田ひさとし市長の誕生を

 旭川市長選の告示日。日本共産党も加わる「明るい旭川の会」から立候補した石田ひさとし候補の第一声に駆けつけました。物価高対策や生活インフラ整備、自衛隊員が多くいる旭川での平和の課題など掲げた石田候補を市長にと、私からも支持を呼びかけました。

 旭川民主商工会事務局長や日本共産党旭川地区委員長を務めた石田さん。笑顔を絶やさず気配りも欠かさず、組織の団結を大事にされてきました。

 民商事務局長の時から国民健康保険料の引き下げに采配も振るい、地区委員長としては市民のくらしを支える市政をと力を合わせてきました。

 物価高などに苦しむ市民を支える政治姿勢、市職員と力を合わせる行政力、実務の点でも政策の面でも、市長の重責を担える石田さんなのです。

 第一声で「大型公共事業の優先順位を見直して、水道管の老朽化対策を急ぐ。中小企業の出番です。地域循環の経済対策を進めます」と石田さん。賛同の拍手が寄せられました。

 国民から厳しい審判を受けた自民党政治を旭川でも続けるのか、市民と野党で力を合わせて安心してくらせる市政へ切り替えるか、対立軸は明確です。

 旭川に知人・友人がいる方は、ぜひ石田ひさとし候補への支持をお広げください。こちら https://youtube.com/channel/UC07cN-TS6Zhavystrpc7TOw?si=TqyTuFFI0e686ZHJ もお広げください。

 私は同じく今日が告示となった、根室市議選の応援に向かっています。やっぱり北海道は広い。

 【今日の句】利権呼ぶ ハコモノ行政 転換を

2025年8月29日金曜日

歴史の不公正をただして

 戦後80年とともに、不法占拠も80年。「2025 北方領土返還要求 北海道・東北国民大会」に、今年も党道委員会の代表として参加しました。元島民の平均年齢は89歳を超え、早く返還への道筋とともに、墓参などの人道的措置を前に進めたい。

 当時を語れる方も少なくなっています。集会で話された安藤弘子さんも元択捉島民とは言え、あまりに幼かったため島の記憶はありません。しかし、母から聞いた島の話、実際に足を運んだときの感情などは、やっぱり元島民だからこそです。

 元島民3世にあたる志賀里乃さんは、祖母に付き添って国後島へ行ったことを契機に、返還運動にかかわってきました。「きっかけがあれば考えてもらえる。その活動を続けたい」と、お腹の中にいる「4世」にも触れて話されました。

 8月14日にポツダム宣言の受諾を連合国へ通告したのに、占守島に旧ソ連軍が侵攻してきたのが18日未明。南千島である択捉島・国後島だけでなく、色丹島・歯舞群島にまで上陸・占拠は9月5日まで続きました。

 旧ソ連はヤルタ協定にもとづく正当性を今も主張しますが、国際社会における戦後処理の大原則は領土不拡大。この不公正をただす道理ある主張は、日本政府として譲ってはならないものです。

 日本軍国主義による侵略の歴史や、核兵器による非人道的な被害など、いかに事実を伝えるかという時代に差し掛かっています。千島問題は現在進行形の不法占拠であるのに、その歴史は道民でもどれだけ語れるでしょうか。

 領土は元島民の問題だけでなく、そもそも国の主権の問題です。国会議員も、どれだけ語れるでしょうか。しっかり私も反省しながら、役割を果たしていきたいです。

 【今日の句】故郷も 国の主権も 守るため

2025年8月27日水曜日

JR駅の安全を、日米共同演習は中止を

 道内の党地方議員が集まり、道へまとまった要請を年に1回おこないます。昨日はそれとともにJR北海道と道防衛局への要請もあり、私も参加。切実な住民要求の実現に、粘り強く取り組む日本共産党の一員として、やりがいを感じる瞬間でもあります。

 JR北海道には、西村雅人・釧路市議、永井桃・北広島市議、橋本美香・党札幌厚別区委員長とで要請。地方路線の維持・存続とともに、▼釧路駅周辺の高架事業の再検討、▼JR白石駅や新札幌駅へのホームドア設置、▼JR上野幌駅ホームの屋根設置やバリアフリー化-ーなどを求めました。

 とりわけ上野幌駅は1日の乗降客数が3000人を超えていて、バリアフリー法のもとで改修が義務づけられる対象となる駅。同様の要請を何年も続けていますが、駅の構造を理由に「検討」との回答が続けられてきました。

 今回は「エレベーター整備方法の検討」をすると、わずかですが前進ととれる回答はあったものの、人身事故の危険性や猛暑・暴風雪にさらされている現状を見れば、一刻も早い改修が必要です。くりかえし強調しました。

 道防衛局には、太田秀子・札幌市議、吉谷徹・千歳市議、小林卓也・恵庭市議、西村雅人・釧路市議、数間景子・標津町議、宮内しおり・党道平和運動部長が参加。来月11日から予定されている日米共同演習「レゾリュート・ドラゴン」中止にしぼっての要請です。

 実施規模が陸海空自衛隊で約12000人(北海道では4550人)、米海兵隊は約1900人(同250人)と、規模は過去最大。オスプレイの訓練も計画されています。日米で「戦争する国づくり」を進める一環であり、認めるわけにはいきません。

 「人口密集地で事故が起きたらと、不安の声が大きい」(札幌)、「日常の訓練でも大きな騒音に、市民からは苦情の声」(恵庭)、「音に敏感な乳牛にとって影響が心配されている」(釧路)など、実態をもとに強く中止を迫りました。

 地方防衛局では回答できないため、本省にしっかり伝えますと担当者。国会の力関係を見ても、やっぱり日本共産党の議席が伸びなければと痛感です。引き続き北海道で、粘り強く声をあげていきたい。

 【今日の句】あらためて 地方議員の この力

2025年8月15日金曜日

平和な日本を引き継ぐために

 節目となる戦後80年の日。日本軍国主義による侵略戦争と植民地支配という歴史のねつ造を許さないで、憲法の値打ちとともに、次世代に歴史の事実を伝えていきたい。その思いを強めた1日でもありました。

 「日本軍が中国大陸に侵略していったのはうそだ」(参政・神谷代表、6/23那覇市での街頭演説)といった歴史の偽造がまかり通れば、同じ惨禍がくり返されかねません。歴史の教訓は、進路を誤らないために導くもののはずです。

 日露戦争で勝利した日本は、弾圧などを強めて、韓国を植民地化しました。

 次の目標になった中国には、「満州は日本の生命線」をスローガンに、満州事変から始まる15年戦争に突き進みました。関東軍による傀儡国家「満州国」建設など、侵略を進めました。

 豊富な資源を持つ東南アジアへの南方作戦が実行され、マライ、スマトラ、ジャワなどを「帝国領土と決定」(1943.5「大東亜政略指導大綱」)するなど、領土野心を明確にしました。

 中国侵略が拡大するなかで米国などから経済制裁を受けたことから、日本は真珠湾攻撃からアジア・太平洋戦争へと突き進むことになったのでした。アジア・太平洋地域で2000万人以上、日本国民は310万人以上の命が奪われました。

 1993年「河野談話」では、日本軍「慰安婦」問題について軍の関与と強制性が認められ、反省が表明されました。1995年「村山談話」では、植民地支配と侵略への反省も表明されました。1998年「日韓共同宣言」でも同様です。

 しかし、これらの反省を一掃したのが第2次安倍政権でした。集団的自衛権の容認など「戦争する国づくり」のレールを敷いただけでなく、歴史をゆがめる政治姿勢が、この間の新たな極右・排外主義の流れを生み出したと思います。

 戦争体験者は、いずれ必ずいなくなります。戦争の犠牲や悲惨さとともに、なぜ戦争が起きたのか、どのように引き起こされたのか、その歴史を伝えることの大切さを痛感します。

 そして多くの犠牲や反省のうえに、今の日本国憲法があることも、しっかり胸に刻みたい。マレーシアのマハティール元首相が「マレーシアにも日本の憲法のような戦争放棄を書き込みたかった」と、日本被団協との懇談で述べた(こちら)意味も重く受け止めなければ。

 その日本が、戦争する国へと進んでいいのか。ASEAN諸国のような外交努力を尽くす国へ、そして米国からの大軍拡要求も受け入れず、憲法を守り活かす政治へと変えていきましょう。

 終戦記念日にあたり紙智子・前参議院議員、宮内しおり・党道平和運動部長、佐藤綾・札幌市議とマイクを握り、新たな決意を述べました。

 【今日の句】教え子を やっぱり戦地へ 送らない

2025年8月10日日曜日

60回目の矢臼別平和盆おどり

 昨日はナガサキデー札幌行動から、約370kmも離れた矢臼別平和盆おどりへ。核兵器なくそう、戦争する国づくりをやめよう、陸自と米海兵隊による共同訓練(9月)を許さないなど、平和の熱い思いを交流しあった1日でした。

 長崎に原爆が投下された午前11時2分に合わせた札幌行動では、署名に足を止める方の姿も。私も「日本政府は核兵器禁止条約に参加を」と、マイクを握りました。

 矢臼別の盆おどりは、私が釧路に在住していた時から、もう何度目の参加になるでしょう。川瀬氾二さんへの支援や連帯にと続けてきた盆おどりは、平和の思いを重ねながら60回目の節目を迎えました。

 これまで浦舟三郎さん(施設入所中)・倉谷あみさん、昨年からは寺川真幸さんが住み続けています。平和資料館にはたたかいの歴史が刻まれ、敷地内には室工大・清末愛砂教授が建てられた宿泊所もあります。

 百聞は一見にしかず。ぜひ一度、足をお運びください。

 米軍の演習の際には地元の平和委員会などから集まり、砲弾・着弾の監視行動をおこなっています。暑い夏も、凍える冬も続けてきました。中村忠士町議から、詳しい報告もありました。

 その蓄積があるからこそ、演習の拡大や山火事などの異常もわかるのです。私も政府への要請には、数々の記録を直接ぶつけてもきました。

 舞台での文化行事の一つ「花いかだ」が、新基地建設を許さないと沖縄・辺野古での連帯行動を演じました。監視行動の様子は映像も用い、海保ゴムボートによる妨害には「ひどい」の声も。

 矢臼別も辺野古も、このような監視行動や報告があるからこそ、粘り強くたたかえる。連帯しつつ、新たな輪を広げなければと思いました。

 誰もが自分らしく、というのも矢臼別ならでは。多くの子どもたちや、全国各地からの参加があり、盆おどりとともに多彩なステージ・文化行事、打ち上げ花火も盛り上がりました。

 笠井亮・前衆議院議員、フォトジャーナリスト・森住卓さんも参加されました。室工大・清末愛砂教授は、何とお好み焼きを焼いて出店(?)。超がつくほど美味しかったですよ。

 開会集会では、道選挙区候補だった宮内しおりさんとそろって一言あいさつ。平和と人権、憲法を守り活かす大きな連帯をつくろうと呼びかけました。

 平和の思いが広がる夏に。私も引き続きがんばりたい。

 【今日の句】たくさんの 希望に出会う 矢臼別

2025年8月6日水曜日

今日の聞き手は明日の語り部

 出勤前に黙とうを捧げ、ヒロシマデー札幌行動と原爆死没者北海道追悼会へ。日本政府が変われば、世界も必ず変わる。核廃絶を前へ進める年にしたいと、心から思います。

 核兵器保有などを主張する国会議員が、参政党を中心に増えました。現実的にはNPT再検討会議から脱退しなければならないし、開発や保持・管理に莫大な費用がかかるので安上がりでもない。

 そもそも、唯一の戦争被爆国・日本の進むべき道は、核兵器廃絶のイニシアチブを発揮すること。あらためて核兵器の非人道性を学び、広げていきたいです。

 追悼会後には、長崎で被爆した宮本須美子さん(北海道被爆者連絡センター代表)から実体験を聞くつどいもありました。表題の「今日の聞き手は明日の語り部」は、宮本さんの話のなかで出されたフレーズです。

 名古屋在住のときに父を空襲で亡くした話だけでも胸が痛みましたが、引っ越した長崎に原爆が投下され、疎開の際に爆心地を通ったことも合わせ、被ばくしたと思われる宮本さん。遺体を荼毘(だび)に付した悪臭が、今も忘れられないといいます。

 北海道では、被爆者連絡センターが把握してるだけで6人の被爆者が、この1年で亡くなられました。このような被爆体験を聞けるのも、時間が限られてきています。何より、早く核廃絶へと前へ進めたい。

 札幌行動の宣伝では、若い方が足を止めてスピーチを聞いたり、署名にも応じる姿がありました。国会の力関係は変わっても、核兵器廃絶を願う国民世論には変わりなし。くりかえし私も訴えていきたい。

 【今日の句】あの核が どれだけ未来を 奪ったか