先日、野田首相が原子力安全・保安院に安全「暫定基準」づくりを指示しました。それからの流れが、あまりに乱暴で私は腹を立ててます!
そもそも規制機関として「失格」だったから、新しい規制庁をつくり、保安院は吸収されるはずだったんですよ。
その機関に基準づくりを命ずるって‥‥?
藤村官房長官は、記者会見で「『原子力規制庁が発足した際には、基準を法制化すべく検討が必要だ』と語り、暫定基準を正式に法制化する考えを示した。‥‥藤村氏は同基準に関し、『暫定基準というよりも新基準といえる、今後の再稼働の一つの大きなメルクマール(指標)だ』と述べた」(産経新聞)なんて、そんな決め方は乱暴ではないですか?
さらに、藤村官房長官は「『何らかの法律などの枠組みで同意などが義務付けられているわけではない』と述べ、地元からの『同意』取り付けは必要ないとの見解を改めて示した」(時事通信)とは、あまりにもひどくないですか?
そして野田首相と3閣僚で、さっそく30項目の「安全基準」を了承し、8日にも福井県知事に要請に(時事通信)と、そんなパッと決まるような「安全基準」づくりでいいのでしょうか?
だって福島事故の原因はまだ明確ではないし、過酷事故での避難対策もできていないし、そもそも関係・周辺自治体から反対や慎重の声が相次いでいるではないですか。
自民党の谷垣総裁は「安全性をきちんと確認し、地域の理解を得ることが前提で、再稼働すべきだと思っている」(産経新聞)と述べて、再稼動に民主・自民の違いはないわけです。
これだけ展開が急なのは、泊3号機の検査入りで「全原発停止」という状況を作らないため、という思惑が透けて見えます。
「電力確保のため」という理由で基準づくりを急ぐなら、もっと前からやれていたはずですし、これだけ大問題の原発再稼動なのに、その基準を国会で十分な審議もなく決定していっていいのでしょうか?
一言で言えば、あまりに「乱暴」です。
これで過酷事故が起きた場合、もはや「想定外」という言葉は通用しないし、首相みずから責任を負う覚悟があるのでしょうか。
すごく危険な政権だ、と率直に思います。
経済界からの圧力もあるのでしょうが、それにあっさりと屈するというより、同意し自発的に進んでしまう。
福井県の問題ではなく、全国的な問題として宣伝・対話なども急ぎますが、一番の国政の場で勝負できないことが私は悔しい、のです。
【今日の句】 あまりにも はなはだしいぞ 民意無視
(●´з`●)←こん★お疲れ様でした。
返信削除まゆゆこと、橋本と申します。
ツイッター紙「デイリィ黒猫紙に4月4日付のブログ記事が掲載されております。
ほぼ毎日更新されていますので、購読の操作をすることをおすすめいたします。私は、うつ病と脂肪肝で、生保暮らししておりますので、余り外出出来ませんが、こーいった形で少しでもお役に立てればと思っております。
まゆゆさん、いつもありがとうございます!
返信削除それぞれが、それぞれでできることをやるだけでも、政治と社会を変える一歩になるんですから、気負わずに力を合わせましょう! いろんなツイッター紙があるようで、時々ですが目を通してます!