今日は68年目となる広島への原爆投下日。原爆死没者追悼会に参列し、党道委員会を代表して追悼の辞を述べました。
この間は、ほぼ毎年参列していますが、そのたびに一刻も早い核兵器廃絶をと、思いが強まります。
北海道被爆者協会の越智晴子会長がが、ごあいさつで「実は娘たちに、あまり被爆のことを話したことがない」とお話されました。
追悼会の後の懇親会で、越智さんがその意味を話されたのを聞き納得。
「だって、子どもたちも被爆をした親から生まれたらどうなるか、心配になるでしょ」
どの被爆した親も、実の子どもたちの前ではキチンと話せていないのではないかしら、と越智さんは語っていました。
被爆者でもなかなか被爆の実相を話せない方がいる、その意味を恥ずかしながら、ようやく理解できたかもしれません。
被爆したと知られれば受けた差別などは、多くありました。
福島原発事故でも、福島から来たというだけで差別的な扱いをされた、とのお話も聞きました。
でも何より、家族に、子どもたちに影響を与えていないか、が大きな不安だったのかもしれません。
実際、参加された方でも「弟が障害を持って生まれた」ことで、被爆の影響があったのではないかと話をされていた方がいました。
世代を超えて被害を広げる、こんな核兵器を使用する理由がどこにあるのでしょう。
「それが抑止力になる」と言うのでしょうが、でも互いに核兵器を打ち合えば文明社会が崩壊することは明確なだけに、だからアメリカでも「核兵器は使えない兵器なのだから、抑止力としては疑問」との意見が出ているのではないでしょうか。
そもそも、こんな核兵器をつくり、戦争を肯定する「大人たち」は誰なのでしょう。
多くの国民、何より子どもたちが、戦争も核兵器も肯定していません。
それを「必要だ」と思わせるために、あらゆる手段が動員されています。
それに負けない草の根の運動で、世論を広げなきゃ。
歴史に学ばない者は、必ず同じ過ちをくり返すと思うのです。
夜には「さっぽろ自由学校『遊』」さんで、各政党が集まっての意見交換
会があり参加したのですが、この様子は明日!
【今日の句】 子どもらを あの時代へと 戻させぬ
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