2013年9月15日日曜日

医療・介護を抑制しながら、なぜ軍事費・大型事業を増やすのか

 朝から大雨の札幌で、勤医労定期大会・ふれあい祭り(党白石・厚別地区)などであいさつ。ふれあい祭りは下の子も一緒で、私以上の注目を集めていました。

 声をかけられても固まってしまったままなのに、ジュースをもらった途端にニヤ~と調子モノの、下の子です。

 さて、勤医労(勤医協病院の労働組合)大会でいただいた資料を読んで、あらためて安倍政権の社会保障改悪に怒りが湧いてきました。

 すでに自民・公明・民主の3党合意で、社会保障制度改革推進法は成立しており、基本的考え方に「自助・共助・公助」が盛り込まれたことは、ご存知の方も多いと思います。

 まずは自助が基本で、次に家族や親戚で助けあい、公的保障は最後なんですよと。

 その改革スケジュールを定めた改革プログラム法が、8月に閣議決定されましたが、ここでも冒頭に「自助・自立を基本」とするとされています。

 言われなくても、まず自分の健康管理を自分でおこなうのは当然ですし、自助が基本だなんて「社会保障」の意味がないのではありませんか。

 そんなに自助だというなら、高い保険料分を返せ!と私個人としては言いたいくらい。

 いずれにしても、医療・介護で負担増をすすめて関連予算を抑制する、ということは明確です。

 しかし、医療費を引き上げて、初期での治療などが遅れれば命にかかわるし、重度化して病院にかかれば、かえって医療費が膨らむものです。

 介護でも、要支援は「軽度」として自治体へ責任転嫁ですが、介護度は変わるものだし、予防の大事な段階で必要な介護サービスを受けられないのでは、ここでも重度へと進行してしまいます。

 だんだんと切り捨てられ、サービスの範囲が縮小されて、どこに「老後の安心」「国民皆保険」「介護の社会化」が行ってしまうのでしょう。

 国は無理だから、民間保険にでも入ってください、とのことでしょうか。

 くらしに直結する予算は抑制しながら、軍事費や公共事業は大盤振る舞いで、今度は消費税対策だと法人税減税?

 あからさまに「財界・大企業応援」では?

 暴走は止めなければいけないし止められる!と、力を込めてあいさつしました。

 【今日の句】 また今日も 政府へ意気込む 倍返し

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