全国税労働組合道地連の定期大会で、あいさつに伺いました。資料をいただき読み込むと、公務職場でも人権無視と言えるような状況の広がりに驚きました。
例えば、1年間の転勤率(転居を伴う配置転換)を見ると、民間2.4%、国家公務員11.3%なのに対し、札幌局では25.7%!
ひとり親家庭で、中学生の子どものことを考えたら転勤できないと話すと「今はそんな時代じゃない」と一蹴されたとの話もありました。
長期間、同じ職場に配置しないというのは「納税者の癒着防止」が理由の1つだそうです。
利益をもたらされる「癒着」ではなく、苦しい生活・経営を目にして情も移り、徴税の手が鈍っては困る、という意味だと私は理解しました。
厳しい徴税取立てと、人員削減での労働強化、職員年齢構成のいびつさから生まれる技術継承の困難など、業務の多忙化で心身を壊す職員も少なくありません。
これでは、国税庁という政府の組織なのに「ブラック」なのでは?
いま厚労省がおこなう「ブラック企業摘発」に、どう対応するというのでしょう?
消費税が増税されたら、特に中小零細企業を中心に、ますます納税職場は矛盾が広がるでしょう。
公務も民間も、ホワイトカラーもブルーカラーも、事務職も技術職も、ここは団結して政府に立ち向かわないと!
私からも「軸がぶれずにがんばってきた、全国税のみなさんの出番」と述べました。
国会では、党参議院議員団が新しい条件を活かして、がんばりぬきます。
地域でも、働くみなさんと一緒に私たちもがんばります!
【今日の句】 政党の 助成金こそ 搾り取れ
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