2013年9月8日日曜日

公共交通に対する、国の責任が軽くなっていないか

 今日は国鉄労働組合北海道本部の定期大会へ。安全輸送の問題で、この間、JR北海道本社と政府へ要請した中身なども交えて連帯のあいさつを述べました。

 ちょうど先日、JR北海道は安全確保に向けて「減速減便」のダイヤにすると発表したばかり。

 移動や経済的なマイナスは生じますが、これ以上の大きな事故が起きれば、さらに損失は広がると思います。

 現場の様子に触れた発言もお聞きしましたが、そもそも人手不足に加え、種類の多いエンジンを若い技術者も覚えるのが大変で、労働強化にもならざるを得ない、とのこと。

 分割民営化後に、JR北海道が採用抑制を続けたツケがあらわれた格好です。

 安全確保のために、もちろん技術向上と体制確保が必要ですが、同時に分割民営化後の歴史を検証すべきと私は思います。

 抜本的な対策が必要な段階にきていないか、という思いです。

 以前にJR北海道へ要請したときにも、「そのような点も踏まえて安全対策を取る」とのお答えでした。

 JRはじめ航空機や路線バスなど、公共交通に対する国の責任が軽くなってきていると思います。

 検査期間の緩和、検査外注化増加の黙認、労働分野の規制緩和‥‥。

 もちろんJR北海道が安全確保の責任を負うべきですが、だからと言って国の責任を不問にしてもならないと思います。

 今後も、必要な調査や懇談などを続ける予定でいます。

 【今日の句】 私だけ? 素直に五輪を 喜べない

2 件のコメント:

  1. 北海道好き2013年9月9日 10:42

    祝 東京で開催決定!おめでとうございます。嬉しくて嬉しくて眠れませんでした。土曜日の夜から日曜日の朝に精一杯応援していました。日本で開催する事を楽しみにしています。畠山さん、応援して下さい。よろしくお願いいたします。
    オリンピック観戦が大好きです。一番大事な試合です。残る一枠はレスリングに選ばれました。観戦が大好きです。

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  2.  北海道好きさん、コメントありがとうございます!

     今回の東京決定以前に、私もオリンピックから多くの感動を受けました。
     特に男子体操の(何年前でしたっけ)「この月面宙返りが、金メダルの架け橋だ」は鳥肌が立ったものでした。
     アスリートが、自分の最大限の力を発揮できる環境にしてあげたいですね。
     「今日の句」に書いたように個人的には複雑な心境がありますが、アスリートには何の罪もないわけで、彼らがベストを尽くせる環境が作られたらいいなと思っています。

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