2013年11月10日日曜日

幌延・深地層研究センターと、核廃棄物処分を考える学習会

 道原発連の学習講演会は、新聞での案内などもあったせいか、椅子を追加するほどの参加に! ご参加いただき、ありがとうございます。

 メインは、神沼公三郎・北大名誉教授の幌延深地層研究センターについての講演。

 神沼先生は、天塩町に赴任していた時に深地層研究センターの設置に直面し、住民による連絡協議会の事務局長を請け負った方です。

 当時の様子を地元や国・道議会の動きなど、わかりやすくお話いただきました。

 住民の運動で核持込みはさせてきませんでしたが、これからどうなるか。

 2015年からの今後5年間の計画について、来年2014年に政府によって決定されることになります。

 すでに岐阜県・瑞浪での研究は終えるとの報道もあり、幌延が残される可能性が大きいというのが現状です。

 幌延で、純粋に研究のみがおこなわれるか、核のゴミ処分地とされてしまうのか、つねに注意しておく必要があります。

 そもそも幌延のセンターでは、大量の地下水やメタンガスが出てくるのはよく知られたところで、神沼先生も「こんなところに核廃棄物を持ち込んではならない」と述べました。

 ではどうするか、に神沼先生は「賛否が分かれるでしょうが」と前置きし、拡散させずに今ある敷地や周辺地域での人間の手による管理を提案しました。

 人間の手から離れる「処分」という方法ではなく、人間の手による「管理」とすることに、私も同意するものです。

 管理の場所や手法で、これだけ苦しめられるのは、原発が未完の技術に他ならないからだと思います。

 神沼先生の後に、私から福島調査の報告をさせていただきましたが、原発被害の深刻さを共有できたかな、と思います。

 これ以上の核廃棄物を出さないためにも、まずは再稼動をさせてはならない。

 思いも新たにした学習会でした!

 【今日の句】 酪農で 栄える町を 応援を

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