2014年2月3日月曜日

この運動があったから、TPPを食い止めてきた

 いろいろと駆け回った1日でして‥‥ブログでは北海道農民連の定期大会について触れます(来賓あいさつをおこなってきました)。

 何より大きな農政上の課題はTPPだったのですが、農民連の果たしてきた役割は大きかったと思います。

 宣伝・対話だけでなく、学習会・シンポジウム・講演会‥‥など、地域でTPP反対の世論を広げる活動を進めてきたのが農民連でした。

 もちろんJAも頑張ってきましたが、政府・与党も厳しい圧力をかけている様子も、よくわかりました。

 いろいろありますが、生産者の心意気を大事にする、というのが農民連なんだなぁと私は思っています。

 食糧生産の誇り。

 自然と向き合う喜び。

 地域をつくり、支えている達成感。

 特に第一次産業が基幹産業と言える北海道では、ますます農民連の存在意義は大きくなっていると思います。

 新聞「農民」新年号に、白石会長さんと主婦連・山根香織さんの対談が載っていました。

 ここで山根さんが、話されていることがとてもいい。

 話題は、昨年末におきた有名レストランなどでのメニュー食材偽装問題です。

 「背景には、もうけ本位の考え方があると思います。

 本来、食品はそうであってはならないものです。

 自然を相手に農産物がつくられ、それはまさに人間の体と命をつくるもの。

 工業製品とは違います。

 偽装問題は、農業への軽視にほかなりません」

 まったく私も同感です。

 人間の体と命を大切にしていない張本人が、安倍政権ではないのでしょうか。

 TPPは農業・食料問題ばかりではありませんが、命の源にかかわることであり、その点だけ見てもTPP突進は認められません。

 多くの反対世論があって、昨年末までの合意も、1月中の閣僚会議も、結局は進めることができませんでした。

 いま進めるべきは自由貿易一辺倒のTPPではなく、食糧主権を守ったうえでの貿易ルール。

 北海道の党が果たすべき役割も大きいと、あらためて誓って会場を後にしました。

 【今日の句】 一粒の 重みがわかる 政治へと

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