いろいろと駆け回った1日でして‥‥ブログでは北海道農民連の定期大会について触れます(来賓あいさつをおこなってきました)。
何より大きな農政上の課題はTPPだったのですが、農民連の果たしてきた役割は大きかったと思います。
宣伝・対話だけでなく、学習会・シンポジウム・講演会‥‥など、地域でTPP反対の世論を広げる活動を進めてきたのが農民連でした。
もちろんJAも頑張ってきましたが、政府・与党も厳しい圧力をかけている様子も、よくわかりました。
いろいろありますが、生産者の心意気を大事にする、というのが農民連なんだなぁと私は思っています。
食糧生産の誇り。
自然と向き合う喜び。
地域をつくり、支えている達成感。
特に第一次産業が基幹産業と言える北海道では、ますます農民連の存在意義は大きくなっていると思います。
新聞「農民」新年号に、白石会長さんと主婦連・山根香織さんの対談が載っていました。
ここで山根さんが、話されていることがとてもいい。
話題は、昨年末におきた有名レストランなどでのメニュー食材偽装問題です。
「背景には、もうけ本位の考え方があると思います。
本来、食品はそうであってはならないものです。
自然を相手に農産物がつくられ、それはまさに人間の体と命をつくるもの。
工業製品とは違います。
偽装問題は、農業への軽視にほかなりません」
まったく私も同感です。
人間の体と命を大切にしていない張本人が、安倍政権ではないのでしょうか。
TPPは農業・食料問題ばかりではありませんが、命の源にかかわることであり、その点だけ見てもTPP突進は認められません。
多くの反対世論があって、昨年末までの合意も、1月中の閣僚会議も、結局は進めることができませんでした。
いま進めるべきは自由貿易一辺倒のTPPではなく、食糧主権を守ったうえでの貿易ルール。
北海道の党が果たすべき役割も大きいと、あらためて誓って会場を後にしました。
【今日の句】 一粒の 重みがわかる 政治へと
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