集団的自衛権で様々な報道が出ています。自公で党首会談を持つとか、公明党は限定的に容認するとか‥‥戦争できる国へと足を踏み出していいのか!
このようなときに、いちばん悩んでいるのは自衛官かもしれません。
北海道でも、就職先がなくて入隊したという若者が多くいます。
意欲的に入隊した人でも「日本を守るためなら」「震災で救助する姿を見て」と、いうことが動機の多くを占めるのではないでしょうか。
それが議論の積み重ねもなく、憲法の読み方を変えるという方法で、結論が180度変わって「戦地に行ってもらいますから」--それで隊員も納得するのでしょうか。
「命令だから仕方ない」
そういう方もいるでしょう。
でも、そうやって失くすべきでない命を落としていったのが過去の戦争。
それまで政治の役割は「いかに戦争をするか」でしたが、戦後は「いかに戦争をしないか」へ変わったはずだったのでは。
安倍首相は、人の命の重さをどう感じているのでしょう。
「だからこそ戦没者を悼み、靖国神社に参拝している」
そう言うのなら、まったく違う。
これまでも書いたように、靖国神社は戦争推進の性格をもった神社です。
A級戦犯だって祀られている。
戦没者を心から悼んでいるのなら、戦争しない国づくりへと進めるべきではありませんか。
直接このような声を、安倍首相にぶつけられないのがもどかしい。
だから頼りは国会議員ですが、野党のなかでも賛成の党も多く、話になりません。
それでも世論の力で、安倍政権がねらった正面からの憲法改正は止められ、憲法96条からの改正も止められ、もう解釈改憲の道しか残されなかったということでしょう。
だから今が頑張り時!
私も私の立場で、やれることをがんばります。
【今日の句】 高揚し 権力者はまた 孤立する
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