2014年11月26日水曜日

国づくりの基本に、第一次産業を位置づけて

 第4回定例道議会の開会に向けた朝宣伝、会議を経て農民後援会などへ挨拶にまわりました。農家は所得倍増どころか経営難に苦しんでいるぞ、安倍首相!

 農民後援会の方の中には、農民運動北海道連合会の一員として道農政部と北農中央会へ、昼間に要請をおこなった方もいます。

 特に、酪農畜産と稲作農家の実情が、切々と訴えられたと聞きました。

 円安による飼料高騰に電気料金の値上げが追い打ちをかけ、稲作は直接支払いのカットによる米価半額という異常事態です。

 農民後援会の集いで、私からは3点を述べました。

 ①農家の経営を支える緊急対策を求める。

 直接支払いは昨年度までおこなっていたのだから、すぐにでも予算措置はできるはずだ。

 資材高騰対策も、いろんなメニューがあると国は言うが、さらに実態に踏み込んで使いやすくしていくべきだ。

 酪農、畑作など、それぞれに見合った緊急対策を。

 ②こんな時にTPP推進だなんて、とんでもない。交渉中止を。

 もともと推進したのは民主党政権だが、2年前に反対のポスターまで貼っていた自民党は、どう説明するのか。

 大地公認だった議員・候補が、民主や維新の公認になり、どう説明するのか。

 いっかんして反対してきた日本共産党の議席実現で、きっぱり意思を示そう。



 ③「第一次産業は国を支える大黒柱」と、政府が旗を掲げるべきだ。

 食料自給率の引き上げを、食料確保を国の責任で。

 自国の子どもたちに、なぜ外国産米を食べさせなければいけないのか。

 集団的自衛権行使で、若者に戦場で血を流させるより、農業で汗を流す国のほうがいいではないか。

 最後のフレーズは、どうしても今日、言いたかったのです。

 農業は命を守る産業だから、農家こそ平和の守り手でなければならない--この言葉を、私は矢臼別のたたかいから学びました。

 この国の未来を、軍需産業が栄える国にするのか、それとも1つ1つの地域が栄える国にするのか。

 農業に株式会社を参入させ営利化するのか、家族経営を基本に国が安定供給に責任を持つのか。

 この問題でも、安倍政権の暴走を止めたいと心から思うのです!

 【今日の句】 握手した ゴツゴツした手は あたたかい

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