どこまで中谷防衛相は、ほんとに知っていたのだろうか? こちらから見られる自衛隊統幕監部の内部文書問題を、先週に引き続き小池晃参議が追及!
ちょうど代議士会と重なったため、衆議院議員そろって国会内CATVを見ながら応援傍聴となりました。
中谷大臣は、先週の小池質問で初めて中身を知ったとのこと。
しかし、このような研究や検討についての指示は大臣から出したもので、どうやら自分が見るより先に流出したことがまずいとでも言いたげな答弁でした。
問題は、この中身ですよ。
文書は8月に成立、来年2月施行を前提にしていますが、この内部資料がビデオ会議で自衛隊内部に徹底されたのは、衆院本会議で審議が始まった5月26日。
これでは国会軽視も甚だしいし、小池議員が「国会は通過儀礼なのか」と指摘したとおり。
そのうえで中身をよく読むと、日米ガイドラインの「実行法」としての戦争法案だということが見えてきます。
つまり、ただでさえ憲法違反の戦争法案なのに、その上に君臨するガイドライン!というところでしょうか。
日米の司令部を設置する内容として「軍軍間の調整所」との表現も見られます。
中谷大臣は「ミリタリー・トゥ・ミリタリー」の言葉が使われるので、便宜的に軍という言葉を使ったかのように答弁してましたが、しかし日本では「自衛隊」であり「軍隊」を持つことは憲法9条が認めてません。
小池参議の度重なる追及に、この文の「軍」とは自衛隊であることを渋々と認めましたが、そんな堂々と憲法違反を進めていいのか。
他にも駆けつけ警護の問題、南シナ海にかかわるWG等での検討なども、この間の国会審議では明確な答弁はされていません。
いったい国会審議を何だと思っているのか。
中谷大臣も安倍首相も責任が問われるし、実態が「軍の暴走」となっているのなら根は深刻です。
論戦の舞台は参議院ですが、衆参ともに日本共産党は心ひとつに廃案へがんばります!
【今日の句】 離党のみ 責任負わぬか 自民党
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